表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴族のモブは陰ではギルドマスター〜なぜか仲間が過大評価していく件〜  作者: アークマ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/150

モブになぜか急接近

 次の日の朝、僕は起きた後学校に向かうとカース君がなぜか下駄箱の前で仁王立ちしていた。僕は嫌な予感がするから避けて通ろうとすると


「おいてめぇ。下級貴族のくせにカース様を無視していこうだなんて随分偉くなったもんだなぁ?え?」


 めんどくさいなー。えーと名前は確か


「ダルケン!」

「そうダルケンだ。よーく覚えとけ。後これは罰だ」


 ダルケンは僕の腹部を殴ってくる。いってぇ。意外と効くんだよなぁこいつのパンチ。


「お前のせいで昨日俺は兄者の前で恥をかいた。許さん。絶対に許さんからな。今日もまた昼飯を必ず買って俺のところに来い。わかったな」


 ......はぁ。絶対なんかされるな。嫌だなぁ。行きたくないな。昼飯カース君の買うのも結構いたい出費だし。

 僕はため息をつきながら歩いてると背中に体当たりして近づいてくる女がいた。


「おはよ!ステッチ!」

「お、おはよカイリちゃん」


 あいさつがわりといわんばかりに体当たりしてきたのはカイリちゃんだった。

 元気だなぁ。羨ましいな。悩みとかないんだろうな多分。


「ステッチどうしたの?なんか悩みごと?」

「ん、あー。大したことじゃないよ。それより教室に行こうか」


 僕はカイリちゃんに言うとカイリちゃんは抱きつきながら僕の隣を歩く。隣を歩くのはいいけど抱きつくのはやめてほしいしあらぬ誤解をうむよこれは。


「ステッチ。聞いてほしいことがあるんだけど大声ではいえないからできるだけ近づいて」


 なるほど。そういうことで抱きついていたのか。なら近づこうか。僕はカイリちゃんの顔にまで自分の顔を近づけるとカイリちゃんはなぜか頬を真っ赤にし


「ス、ステッチ。ち、ちょっと近いかな」

「え?そうか?ならすこしはなすよ」


 僕はカイリちゃんからある程度顔を遠ざけるとカイリちゃんは


「それじゃいうけど今ステッチのことを狙ってるやつが教室にいるよ」

「狙ってるってどういう意味で?」

「え、どういう意味ってそれは......。ステッチなら言わなくてもわかるかと」


 わからないって。毎回思うけどアゼンタ、ミルター、それにカイリちゃんは僕がエスパーとでも思っているのか?僕はただの凡人よ。だが狙われてるってことは学校だと多分恋愛要素のはず、だ!そんな要素がなかったから狙われる理由がわからないけど。


「わかった。気をつけるよ」

「ふ。流石はステッチ。やっぱり言う必要はなかったかな」


 いやいってくれてよかったよ。僕なんにも勘づいたりしてないから。でも何かあればカイリちゃんなんとかしてくれるよね?よね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ