モブはギャルと仲良くなる
「ステッチか。了解!」
ス、ステッチ?なんかどっかで聞いたかんじのニュアンスだけど大丈夫かな。
「どう呼んでくれてもかまわないけどこれから君はどうするの?」
「ど、どうするって私と友達になってくれるんじゃないの?」
カイリは僕にすごい泣きそうな目で見つめてくる。友達になるだけなら別に
「そうだね。友達になるくらいは」
「ありがとー!ステッチ大好き!」
カイリは僕に抱きつきながらいう。こ、この子意外とスキンシップ激しいな。
「あ、私ステッチのこと知りたいな!ステッチは何したりしてるの?趣味は?」
なんか急に距離をつめてくる。流石はギャルというべきなのかな?行動力すごい。
「普段は何してるって普段はアルバイトかな。一応冒険者登録もしてるけど控えてる」
「え、ステッチも冒険者登録してるんだ。私も私も!」
ぴょんぴょんと跳ねながらカイリは言うとカイリは冒険者の資格のランクを僕に見せる。
僕と同じブロンズランクか。
「僕もブロンズランクだよ。でもしばらくは冒険者としての活動は控えようと思ってるんだ」
「え?なんで?冒険者として依頼受けたりなんだりすればいいじゃん。ステッチまさかびびってる系?」
確かにある意味びびってるよ。権力的な意味だけど。実力がなさすぎてびびってるとかじゃないよ。本当だよ?
僕はカイリの言葉に頷かないでいようとするとカイリは
「わかったわかった。じゃ今度から私とステッチはマブだからステッチは私のことカイリちゃんって言ってね」
お、おう。本当に距離のつめかたすごいな。流石はギャル。
「じゃしゃーないから私、マブのステッチの為に冒険者ランクあげとくね」
「い、いや別に無理にあげなくても」
「あ、大丈夫大丈夫。わかってるから。マブのいいたいことくらいわかるって。なんでたってマブだからね!」
いやマブ以前に僕らまだちゃんと知り合ったばっかよ?それでなんで僕のことわかるの?怖いよ。
「私さ、感情をそうさする魔法が得意なんだ。だからこれを役立てられるように鍛えとくね」
え、感情のそうさ?しかもそんなもん鍛えられたところで怖いとしか言いようがないけどでもまぁいいか。こいつもそれで自信もってくれるならそれでいいや。
「じゃ頑張って鍛えてよ。僕の役に立てるように」
「もちろんよ!私マブには尽くす方だから!」
その日、カイリちゃんと別れた後しばらくカイリちゃんは学校を休み、次に会ったのは三ヶ月後くらいだったかな?またたまたまバイトが終わって帰宅しようとしてるとバイト先にカイリちゃんがきた。