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モブはまた学生生活に戻る

 ヒュース達を逃がした後、僕とアゼンタ、ミルターの三人を主体としてギルド内部の修繕活動を行い、とりあえずはドア以外の修理は終わった。ドアだけは破壊されたからどうにもならなかったんだよなー。しょうがないけど。

 修繕活動が落ち着いた後僕とアゼンタ、ミルターの三人はギルドマスター室に向かい、僕は仮面をとる。


「主人。あのヒュースって男との戦い、お疲れ様でやす」

「い、いやぁ。僕は何もできてないよ。ほとんど戦っていたのはアゼンタだし。それよりアゼンタが魔法を使えることに驚いたよ」


 僕はアゼンタに言うとアゼンタは不機嫌そうに


「そうですね。マスターには言っていなかったんですけどあいつを頼ったんですよ。うちのギルドにいる私達以外のゴールドランクの冒険者のいるパーティ。マスターも知ってると思いますけど」


 うーん。一応書類でギルドに登録してある冒険者のことはわかっているから多分アゼンタの言っているやつは


「潜在の魔術師、ヴィクトリア」

「そうです。ヴィクトリアの魔法で私の魔力を無理やり引き出しました。その代わりあいつの願いを聞いてあげてしばらくはバカンスに行っていますが」


 え?ゴールドランクの人が今はバカンス?このギルドそんなに人をかなり働かせていたのか?なんか申し訳ないな。僕お飾りのギルドマスターなのに何もできてないし。


「ヴィクトリアはそろそろ帰ってくると思いますよ。私達の仲間、アークストームの彼女をつけてますから」

「彼女か。いつも騒がしいあの子がなんでいないんだろうと思ったら」

「はい。ヴィクトリアにおしつけました。その方がマスターも休めるとは思うので」


 ......確かにあの子がいると気は休まらないかな。なんせ本当にうるさいからな。原因は僕にあるけど。


「とりあえず僕は明日からまたしばらくこないからギルドの方は任せるから」

「了解したでやす主人。ギルドのことは僕に任せてください」


 僕はミルターに言った後、ギルドマスター室を仮面をつけた後に出て、学生寮に戻るとすぐに休む。そして次の日、僕は起きて支度をした後学校に向かい、教室に入ると教室にいたカース君がなぜか僕を睨む。


「お、おはよう。カース君」

「ふん。お前アールマスを知らないか?」


 アールマスって誰だっけ?多分取り巻きの一人だと思うけどいじめてくるような奴らにあまり興味はないからな。でもよくみてみたら前に僕に魔法を当てようとしてきたやつがいないな。腹痛で休んでるのかな?

 僕はカース君と取り巻きを見ていると教室の扉が勢いよく開いた。

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