モブとの戦闘後、敵は暗躍する
一方、ステイランのギルドから逃げたヒュースとブラッツはテイス高原の方にまで移動していた。そこでアールマスともおちあい、依頼のことについて話すためである。
「お、きたか。ステイラン・スーは殺せたか?」
待っていたアールマスが合流したヒュースに聞くと
「いやー。あれは無理っすわ。多分仮面をしていた奴がステイランとかいう男なのは分かりましたけどね。あの神速拳と自由変化が一生懸命に守るくらいだから」
「まさか殺せてないのか?ちっ!使えない奴だな」
アールマスはヒュースに向けてイラつきながら言うとヒュースは頭をかきながら
「すんませんすんません。でも今回はステイランとかいう人、殺す気はなかったんですよ。私が始末すべき人はここにいますから」
ヒュースはアールマスに言った後、連れてきたブラッツに銃を向け、片足を撃つ。
「っ!な、何のつもりだ!」
「何のつもり?いやいや。これはただの処理だよ。私達のギルドの為の」
「私達のギルドだと?わしには関係な」
ブラッツが喋っている間にヒュースはもう片足を狙い撃つ。
「っぁ!」
「いいねぇ!実にいい!その苦しむ姿実にそそるよ!ああ!本当に最高だ!」
「貴様ぁ!何のつもりだ!」
ブラッツは怒りながらヒュースに言うとヒュース達に近づいて来るも者がいた。
「ヒュースさん。お仕事は終わりましたか?」
ヒュース達に近づいてきた人の見ためは黒髪のロングヘアに目は閉じており、服装は和装のような黒の服を着ており腰に少し長めの剣を装備していた。
「あ、ボス。おつかれー」
「いやいやヒュースさんの方こそお疲れ様。それで僕達の邪魔をする奴は始末できたかい?」
ヒュースにボスと呼ばれていた男はゆっくりとブラッツに近づき
「ごめんね。君のギルド。ちょうど僕達が使うにはいい場所でね。もらおうと思ってるんだよ。君のことを説得してとるって選択肢もあるけどさ」
ボスと呼ばれていた男は腰にかけていた長い剣を抜くとブラッツの首をはねる。
「ありゃ。ボス。もう殺しちゃったの?」
「うん。ヒュースさんの趣味のことは理解しているつもりだけど僕は弱くていきがっている人はどうにもきらいでね。僕を見ている目も弱いくせに噛みつこうとしてる感じだからやっちゃった。ごめんね」
「んー。別に大丈夫。それでこいつはどうしようか」
ヒュースは銃を向けながらアールマスに言うとアールマスも驚き
「な、貴様!冒険者如きが俺を殺す気か!俺は貴族だぞ!」




