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モブは冒険者になる

 僕の名前はステイラン・スー。今年で16歳になる男。一応学生兼冒険者だ。僕が冒険者を始めたのには理由がある。僕はまず貴族だ。貴族と言っても下級、中級、上級貴族とある。僕の家、スー家は下級貴族。更には目立つところもない平凡な家だ。僕の家は平民よりな為、親には上級貴族であるカース・テイスにくっついていろと言われている。

 カース君はテイス王国の第二王子で僕と同い年の子だ。家にはお金もないのに無理にカース君の通う学校に通わされているから正直金銭面的にきつい。それで考えた。アルバイトをするかそれとも家から出るか。僕が考えたのは第3の選択。

 よし、冒険者になろう。それもすごい感じの。

 僕は冒険者になると決めた日から特訓を始めた。剣の素振りに、ランニング、筋トレ、魔法の練習と。

 魔法は学校の授業で習えるからそれを覚えて放課後に練習していた。なんで学校に通っている間に魔法の訓練とかはしないのかって?それはさっきもいった通りカース君の取り巻きでないとダメだからだよ。

 そして今日も学校でいつも通りの一日を過ごす。


「おい下民。飲み物を買ってこい」

「は、はい!わかりました!」


 僕はカース君に言われ急いで飲み物が売っている場所に行き、飲み物を買う。

 はぁ。パシリって大変だよなぁ。飲み物買うお金くれるわけないし。こちとらお金はないけど自腹でださないとダメだし。父さん、母さんには「カース様には逆らうな」って言われてるし。はぁー。ため息しかでないよ。

 僕は飲み物を買った後急いでカース君のいるところにまで戻ると


「下民貴族が!遅いぞ!もう他のやつが飲み物をくれた!だからもうそれはいらん!」


 カース君は僕を怒りながら言った後僕以外のカース君の取り巻きが僕を見て笑う。くそ!本当にムカつくなぁ。

 その日、学校が終わりいつも通り冒険者になるための訓練に励む。人気のないところで訓練してるし誰もここにはこないはず。

 僕がいつも一人で訓練している場所はテイス王国の平民が住んでいるエリア付近の場所だ。

 僕はいつも通り一人で訓練していると


「おいおい。ほんとにいるぜ。落ちこぼれのステイランが」


 僕が訓練している場所に何人かの男が現れる。僕のところにきた奴らはカース君の取り巻きだった。


「落ちこぼれでザコのお前がこんなとこで何してんの?」

「僕は冒険者になるからそのための訓練だよ」


 僕はカース君の取り巻き達に言うとみんなで笑い出し


「お前に冒険者?やめとけやめとけ。無駄死にするだけだ。モブみたいなやつはモブらしくカース様に腰巾着していればいいんだよ。無駄な努力なんてしないでな!」


 取り巻きの一人が僕に向けて火属性魔法を見せつけるように放ってきた。

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