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アガート帝国〜アガルフ〜

 アガルフは手を前に出すと魔法の詠唱を始める。


「!?」

「まずは一撃、いやこれで終わりになるかもしれないわね。上級魔法、流星」


 アガルフは僕達に言った後魔法を放ったのかと思えば何も起こらない。な、なーんだみかけだおし


「みんな早く城からでるよ!エルクやジャドー、ヒュースも急いで合流しよう!出ないとこの帝国に隕石的なものが降り注ぐ」


 マルガレーが慌てながら僕らに言う。隕石的なものが降り注ぐ?そんな魔法が

 僕はマルガレーの言葉を疑っていたが僕らが立っていた場所の近くに何かが落ちたような音がした。外から聞こえたはずなのにかなりの音だ。


「早く城からでるよ!あいつがここまでいかれているとは」

「イカれてる?違うなぁ。妾ほど愛国心があるものはそうおらぬ。なんせ帝国に害をなす悪を滅ぼし、また一からつくりなおそうとしているのだからな!」


 アガルフは魔法を放った後僕達に近づき攻撃してくる。こいつ正気か!?


「仮面の人。逃げて下さい。ここは私が引き受けます」


 アゼンタが僕に言うとアゼンタの前にマルガレーが立ち


「それは違うなアゼンタ。ここはまきこんだ私が残るべきだろう。何簡単かな死ぬ気はないしそもそも死ぬ気もない。ヒュース達を残して死ぬわけにはいかないからね」


 マルガレーが僕らに言うと僕は


「わかった。なら責任を持って僕らがエルク達のことみるからマルガレーも生きてくるんだよ」

「無論だ。アマレ。お前もついていけ」


 マルガレーはアマレに言うがアマレはマルガレーの言葉を無視し、マルガレーの隣に立つ。


「我も残るよマルガレー様!マルガレー様の問題なら我の問題でもある!それに我が残ればもっと勝てる確率が上がるだろう!」


 アマレが言うとマルガレーはにやけて


「そうか。そうかもしれんな。あのアガルフに勝つか。無理だとも考えていたがアマレがいるならできるかもしれんな」

「我がいればできるかもじゃなくできるんだよ!」


 僕達、アークストームはマルガレーとアマレの二人を残してアガルフのいる部屋から出た。




「おや?見捨てられたのか?裏切り者には良き末路よな。仲間に裏切られるというのは」

「お前と一緒にするなよ厄災。裏切りとかそんな安っぽい関係じゃないんだ。むしろなんでそこまで僕にこだわるかよくわからんな。テイス王国を攻めた一番の理由はマルガレーファミリーを潰すことじゃなく僕を手元に戻すことだろ?厄災アガルフ」

「......厄災のアガルフと何度も呼ばないで。妾は帝王アガルフ。厄災などではない!」

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