アガート帝国〜修羅のアーイヤ〜
「まぁまぁ待ちなさいよ。君の相手は我だよ」
僕に向かってアーイヤの剣がふりおろされる前にアマレが間に入って攻撃をとめる。
「貴様如きに俺の相手がつとまるか。どけ」
「いい感じに君は調子にのってるな!我がお前の相手がつとまらない?何ごともやってみないとわからないだろう!」
アマレは背中に装備していた太刀を抜き、アーイヤの六本の剣、全てをはじく。
「ほう」
「我の攻撃は強いぞ!当たればお前を一撃で倒すことができるかもしれん!」
「そんな根拠がどこから出てくるのやら。まぁいい。かかってくるといい。格の違いというものを教えてやろう」
アマレは太刀でアーイヤの体を斬るように斬りかかるとアーイヤは二本の剣で受けとめ、残り四本の腕でアマレに斬りかかる。
「やるじゃないか!我の攻撃を二本の剣でふさいで四本の剣で斬りかかるとは。良い攻撃でも我には当たらん!我は強いからだ!」
アマレは太刀にさらに力をいれ、アーイヤの二本の剣をおり、さらに四本の剣も一気におる。
「やるじゃないか。さっきの言葉訂正してやろう。弱いやつからまぁまぁできるやつにな」
「はっはっは!そうかそうか。我の評価が上がったか!それは良きことだ!敵に褒められるのはあまり関心しないらしいが我は嬉しいぞ」
アーイヤはおられた剣を地面に投げ捨てるとアマレに対し拳をにぎり、格闘戦をするようなかまえをアマレにとる。
「肉弾戦か!いいね!我はそういうの好きだぞ!」
「そうかい。なら気に入ってもらえると思うよ。俺はこっちの方が得意だから」
アーイヤはアマレに言った後一気にアマレの懐にはいり、アマレの腹部にパンチをくらわせる。
「っ!なか、なかいいパンチ、じゃないか。この我が褒めるなんてなかなかないぞ!」
「お前のことは知らんが少なくとも俺は敵に褒められても嬉しくはない。それじゃあ」
アーイヤはアマレの両腕を二本の腕で掴むと残り四本の腕で
「これでお前の体をズタボロにしてやろう。純粋にこの拳だけでな」
アーイヤはアマレに何発もの拳をあびせるとアマレは笑いながら
「はっ、はっ、は!この、程度、のこと、で我を、倒せると?だが、いいパンチ、だ。我以外なら、もう、やられて、いるかも、しれん、なぁ」
「そうか。ならはやく死んでくれ。でないと俺そろそろお前を殴るのにも飽きてきたからな」
アーイヤはアマレに言った後アマレは足を上げアーイヤの急所に蹴りをいれた。
うわぁ。あれ痛そう。
「うっぐ」
「そっちの方はてうすみたいだね!男の急所ならそんなもんか!恥じることはない!そこは我が蹴られても痛い!」




