表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴族のモブは陰ではギルドマスター〜なぜか仲間が過大評価していく件〜  作者: アークマ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

129/150

アガート帝国〜凍土のアルザ 2〜

「それはどうやらプルトールが相手をするに相応しい相手にやっとなったところ、ということか?」

「さぁね。でもそんな余裕がすぐに出ないようにはしてあげる」


 アルザはプルトールに近づくとプルトールにパンチをくらわせようとしたがプルトールはアルザの攻撃を避ける。だが避けたはずなのにプルトールが攻撃された片足は凍っていた。


「なるほど。そういう感じか」

「そういう感じなんだよ。私の攻撃には触れなくても私のだしている冷気に触れた時点でその部位は凍りつくんだよ。まずは片足もらったよ」


 アルザがプルトールに言うとプルトールは動かずにただアルザが近づくのを待つ。


「死を覚悟したか。良いことだ。ではとどめをさしてやろう」


 アルザはプルトールに近づくと今度は体を狙うが攻撃を受けたのはアルザの方だった。


「は?」

「どうやらお前はプルトールがこの太刀をぬくにあたいした敵になったようだな。だからプルトールはこの太刀でお前を殺そう」


 プルトールが抜いた太刀はアルザの片腕を切断したのに太刀は全く凍っていなかった。

 プルトールがあの太刀を抜くのは初めてみたな。


「ば、ばかな!そんなことありえない。この私の腕に触れておいてその太刀が凍らないなんて!」

「現実を見ろ。プルトールが斬った腕はそこに転がっているし、プルトールの持つ太刀も凍ってはいない。理想のプルトールはもはやお前の言葉に見苦しいと感じているぞ。太刀を抜くべきではなかったともな」


 プルトールはアルザに言うとアルザは瞬時に片腕を氷魔法で生成する。


「私の片腕を斬ったくらいでそう生きがるなよ。確かに驚きはしたさ。私の体に触れて凍らないものなどないからな。だがよーく考えてみれば簡単なことがわかってな」

「そうか。そのすぐ冷静なれた点に関しては褒めてやろう。理想のプルトールはやれやれと感じているがな」


 プルトールはアルザを煽るとまたアルザに接近し


「あまり私をなめてもらっては困る。その太刀がどれだけ協力だろうと使うやつが強くなければ意味のないこと。いや、強くても凍ってさえしまえば」

「バカなのか?プルトールがそんなこと許すわけないだろ」


 プルトールはアルザが接近、触れようとした瞬間に間に太刀をいれてアルザの首をはねようとした。


「!?」

「これで終わりだ。何ともあっけない終わり方だな。プルトールは残念でならないよ」

「っ!なめるなぁ!」


 アルザは何枚も氷の盾をはり、ギリギリでプルトールの太刀のスピードを遅めてかわした。


「お、いいぞいいぞ。頑張れ頑張れ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ