モブの仲間は変装が得意
ミルターは僕の姿に変わった後ギルドマスター室から出ていく。
僕は彼のことをかえしの狂犬と言ったがそれはあくまで仮の二つ名。ミルターの本当の二つ名は自由変化のミルター。彼の得意魔法は変装。
僕が彼と出会ったのはアークストームを結成する前、アゼンタが僕をギルドマスターにしようと決めた日にアゼンタが僕にパーティのメンバーをあと三人集めるように言ってきたんだ。半年前の話だけどあの時は何で無茶振りだと思った。
僕はその日、王国の入り口らへんで依頼から帰ってくるやつで強そうなやつを探そうとしていたらなぜか一人の白髪が特徴的な男がやたらと蹴られていた。
「君たち!何をしているんだ!やめないか!」
僕は集団で白髪の男を蹴っている奴らに言うと白髪の男を蹴っていたやつの一人、髪の色は青い髪で鼻に一文字の傷、目にはななめに十字の傷があった。
「んだてめぇ。俺んらが俺んらの荷物をどうしようがかまわねぇだろ?」
「荷物?その子は人だろ?そんな扱いしたらだめだろ!」
僕は白髪の男の前に立って言うと顔に傷のある男が
「あぁ?そいんつは俺んらのパーティ、ビヨンドブラスティアのサンドバッグだ。パーティのやつをサンドバッグしようが何だろうがてんめえには関係ないだろうが」
「か、関係なくてもそんなことしたらダメって馬鹿な僕でもわかるよ」
僕は顔に傷のある男に言うと
「あんまり俺んを怒らせんなよ?俺んはイーアルガン。怒りのイーアルガンだ。俺んを怒らせればお前んは死ぬぞ」
イーアルガンと名乗った人は僕に言うがそんなこと僕は気にしない。ただ僕は彼を見ていると僕がカース君と取り巻き連中にやられているのを見ているようで正直腹が立つから。
僕は白髪の子の前に立って数分後、どかない僕に対してイーアルガンは僕に向けて装備していた斧を振るおうとするとイーアルガンの仲間が
「やめときましょうイーアルガンさん。そんなやつを庇ってひきとってくれるならそんなやつ渡しましょうよ。僕らのパーティにいつまでも汚いサンドバッグなんていらないでしょう」
イーアルガンの隣にいる男、見た目は金髪のロングヘアーで片目は隠れており服装は黒い鎧、腕には黒い小さいナイフを巻いていた。
「ベジャー。お前んの言うことはわかるが俺んはこいつが」
「そんなやつどうでもいいですよ。それより僕はもうお腹空きましたし帰りましょう」
ベジャーと呼ばれていた黒い鎧を着ている男はイーアルガンに言うとイーアルガンは斧をおさめた。