モブは仲間と交流を深める
カース君がギルドから出て行った後、ミルターは
「アゼンタとそこの仮面をした君。すぐにギルドマスター室にくるように。わかったね」
ミルターは僕達に言った後、僕らはすぐにギルドマスター室に着くと先にギルドマスター室にいたミルターが僕の前で土下座する。
「すいやせん!主人!場をおさめる為とはいえあんな態度をとりやして」
「気にしてないから大丈夫だよミルター。それよりも迷惑をかけたね」
「いやいや迷惑なんて。あんなんあのクソ貴族がわるいだけでやすから」
ちなみにミルターは田舎出身でしゃべりにけっこうなまりがでる。公共の場だと何とかセーブできてるが僕の前だとどうしてもこうなる。
「大丈夫だよ。ミルター。僕こそ君に迷惑ばかりかけてごめんね。僕の代わりをさせたりさ」
僕はミルターに言うとミルターは驚いた顔で
「何のことでやすか?僕は主人の代わりをすることは何とも思ってないですよ。それに主人には主人にしか出来ないことがあるんでやすから僕が主人の代わりに居座っているのは当然でやすよ」
ミルターが僕に言った後なぜかアゼンタも首を縦に振る。僕にしか出来ないこと?何言ってるの?僕が出来ることなんてたかが知れているんですけど?
「主人。そう言えば今日テイス王に謁見したんでやすがテイス高原のダンジョンは今危険だから入らない方がいいでやすよ」
危険?ダンジョンとかは危険がつきものじゃないのか?
「ミルター。マスターに対して失礼だぞ。マスターに危険なんてニ文字ささいなことなんだから」
ちょっとアゼンタが言ってる意味はわからたいけどダンジョンはどう危険なんだろ。
「ミルター。話を聞かせてくれないかな」
「はい。主人なら気づいていると思いますが」
残念ながら全く気づいてないよ。ご期待に添えられなくてごめんよ。
「ダンジョンには今ミスリルゴーレムがいるんです。ミスリルゴーレムはテイス高原にダンジョンがあったとしてもあのような場所に出現する魔物じゃありゃせん」
ミスリルゴーレム?それってもしかして。
僕はレアゴーレム(仮)からドロップした素材をミルターに見せると
「さ、流石は主人。僕達が問題を解決しようとする前に問題を解決するなんて流石は主人でやす!」
まじか。これミスリルゴーレムの素材だったのかよ。あれレア魔物じゃなかったんだ。
「それじゃ僕はまたテイス王に会ってくるんで主人はゆっくりしていてくださいでやす」
ミルターは僕とアゼンタに言った後、指をパチンっと鳴らすとミルターの体が光出したかと思えば僕の姿に変わっていた。