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DEATHGAME ~PRINCESS OF HOPE~  作者: 陽菜


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13/21

後日談

 デスゲームから二か月が経った。スズエさんはよほど酷かったらしく、あの後ユキナさんが勤めている病院に入院したらしい。ボク達はスズエさんの家に住もうと引っ越す準備をしていた。ちなみに既にスズエさんから許可をもらっている。

 ある日、チャイムが鳴った。出ると、

「久しぶりです、ユウヤさん」

「兄さんはいるっすか?」

 私服姿のスズエさんとシルヤ君が立っていた。アイトとエレンさんが顔を出し、

「スズエ!もう大丈夫なんですか?」

「うん。三週間前に退院してね、ランももう家に来ているんだ」

 ほかの人達も近いうちに会いに行くようだ。

 シルヤ君の話によれば、モロツゥは彼女が受け継ぎ、「ホープライトラボ」と名前を変えるようだ。おじの研究施設はスズエさんの知り合いで裏社会に生きる人間に譲ったらしい。入院中も出来ることはやって、ラン君の家庭状況に関してはシルヤ君に渡し、児童相談所に提出したそうだ。そしてラン君の身柄はスズエさんが預かっているということらしい。退院後は研究施設を整えていたようだ。

「ランの方は、アトーンメントの名前を出したらすぐでしたよ」

 ……スズエさんの名前ってすごいんだなぁ……。

 アイトはスズエさんをギュウと抱き着いた。シンヤも横から抱きしめている。

「ボク達も行くからね!」

「はいはい、待ってるよ」

 スズエさんはまんざらでもなさげに笑う。


 そうして一か月後には、みんなが集まっていた。ミヒロさんはどうなるか心配だったが、そこもスズエさんがどうにかしたらしい。

「本当に、ここで働いていいの?」

 レイさんが尋ねる。それに、スズエさんは「もちろんですよ」と笑った。

 人々の役に立つ研究をする。

 かつて、彼女の祖父母が約束したこと。その悲願を果たすべく、スズエさんは組織を生まれ変わらせた。


 これからは、ボク達の物語だ。誰にも邪魔はさせない。今度こそ、みんなで生きていく。

 心にそう誓い、スズエさんの手を握った。彼女は一瞬だけ驚いた表情をしたが、すぐに笑って握り返してくれた。

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