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絵の中の絵

作者: まえとら

とある骨董品店の薄暗い店内に、不思議な絵画を見つけた。

額の中の絵。

絵の中の絵に気づいた。

こちらにガラス越しに訴えかけるように、叫んでいるかのような表情でこちらに両掌を向けている。


絵画自体に魅力があるのは当然なのだろうが、

その額も魅力的だ。


私は興味を惹かれ、その絵の中の手のひらに触れた。視界が、目の前が真っ暗になったかと思うと次の瞬間。何が起こったのかわからなかった。私の視線の先には何やら喜んでいる人物がいる。さっき絵の中に見ていた人物だ。


「?」


まさか。そんなばかな。あの人物の代わりに私がこの絵の中に閉じ込められたのだ。私の意識はあるのに動けない。私は先ほどの人物と同じように絵の中で動きが止まっている。



次に私の手のひらに触れてくれる者が現れるまで待つしかないのだ、という事を私は理解した。

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