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【もしドラッグでアルバイトしている女子高生が登録販売者を目指したら】第1話

京都東町ドラッグストア


ひかる


「う~ん。昨日の花見でカゼをひいたぽい」


「う~ん。これだったかしら? 薬の種類は多すぎだよねぇ。風邪薬だけでこんなに種類はいらないでしょう。」


「これもドラッグストアの商売方法?種類が増えればついでにもう一つ買う人がいるから?」



「お客様…、どうかされましたか? ずっとうずくまっていらっしゃいますが、体の調子でも悪いのでしょうか?」


ひかる


「え! いえいえ大丈夫です。ちょっと風邪薬を探していただけです。種類が多く迷ってただけです。ご心配なく」


「4月で春で桜が満開なのにカゼって笑いますよねぇ。」



「そんなことないですよ。春でも関係なく私もカゼひきますから?」


「そうですか。種類に迷われているだけなら安心しました。ホント風邪薬だけでも種類が多くて意味わりませんよね。」


「ホント、こんなに種類は必用なんですかね?」


剛志


「睦月さん、何をしているんですか! レジ3番の時間じゃないんですか! 勝手にレジを離れたらみんなが迷惑します。戻ってください! 今日はセール日なんで高校生でも、ちゃんと仕事してもらわないと!」



「すいません! すぐに戻ります」


ひかる


「あぁ、いえ私が風邪薬を探して迷っていたところを助けてくれたんです。」


剛志


「睦月さん、お客様の薬のご相談は登録販売者がやる仕事です。」


「お客様、只今、医薬品の担当者をお呼びしますので少々お持ちください」


侑「すいません。レジに戻ります。」


剛志(チッ、これだからアルバイトましてや高校生を採用するなんて店長も甘いよ)




侑の家


さゆり:


「なるほど妹よ、そんな事があったわけ。そりゃ災難だったわねぇ。今の話だと剛志もドラッグの社員のクセにまだ登録販売者の資格とっていないんだ。」


「まぁ半分、八つ当たりだよ。気にすることはない。今の店長は、私が大学生の時にドラッグでアルバイトしていた時の岡野店長でしょ。岡野店長も何も思っていないよ」



「そりゃ店長さんとお姉いちゃんは仲良かったとは聞いているけどサ。まぁそれだから高校生の私がドラッグでバイト採用してもらえたのかもしれないど。」


「…ねぇ。登録販売者って何なの? みんなは登販とか言っている。」


さゆり


「登録販売者と言うのは一言でいえば「薬を売る時には必ず必要な資格」のこと。昔は薬剤師さんがいないと薬は売れなかったんだよ。」


「それが2009年に法律で登録販売者の資格を作って、登録販売者がいれば薬を売れるようにしたわけ。まぁ俗にいう規制緩和ってやつよ。だからそれ以降、ドラッグストアは急に増えているでしょう。」



「なるほど、だから…うちみたいなこんな小さな町にもドラッグが出来たわけかぁ。」


さゆり


「そういう事。ドラッグの出店すれば登録販売者は必ず必要になる。ちなみに私も登販の資格持ってるよ!」



「…えぇ、初めて聞いたけど。」


さゆり


「そりゃ言ってないからね。


「大学時代のドラッグのアルバイトしている時に岡野店長に頼まれて資格は取ったよ。合格すれば時給も上げてくれると言うしね。だから店長は私にカリがあるから、妹よ安心しなさい」


「まぁ社会人になって登販の資格とは関係ない仕事しているけどね。」




高校2年1組教室



「ふ~ん。なるほどねぇ。そんな事があったんだぁ。さゆりお姉いちゃんは昔からアッサリしているのは変わらないねぇ。私のコンビニバイトも人間関係はややこしくてイヤになるよ。」



「人間関係は気にしてないよ。


「ねぇ。今日学校が終わったら時間ある。本屋にいっしょに行かない。調べたいことがある。つきあってよ。幼馴染でしょ。親友でしょ。」



「あまりいい予感がしない。幼馴染で親友だからこそあまり行きたくないと言ったら怒る?」




東町駅前本屋



「これが登録販売者のテキストかぁ。結構勉強することある。」



「ちょっと、何で高校生の身で資格勉強なわけ。他にやることあるでしょう。青春は二度と来ないよ。海とか山とか。侑の好きなゲームでもしてた方が人生楽しいよ。」


「あ、そうだ、こういう事は1日ゆっくり考えてから決めた方がいいよ。急がば事を仕損じるって言うし」



「思い立ったたら吉日とも言うよ。」


岡野店長


「睦月さんじゃありません。こんな本屋で合うとは奇遇ですねぇ。それも資格本のコーナーで会うなんて。 まぁ同じ町に住んでいたら会わないのが不思議かもしれませんが。」



「こんにちは、今日はお休みですか。いつもお店にいると思ってましたよ」


岡野店長


「ハハ、そう見えるなら改善しないと店長失格ですね。今日は他店から応援の社員さんが来ていもらってます。」


剛志


「店長、ここにいたんですか! テキストは持ってますから買わなくても大丈夫で…す…。」


「…睦月さん、何でここにいるの、アレ、手に持っているの登販のテキストじゃん。睦月さん登録販売者に興味があるわけ(フッ)」



「こんにちは。この前のアルバイトでレジを離れてお客さんと話してすいませんでした。」


剛志


「そうなんですよ店長。この前、レジのスケジュール中にお客さんの風邪薬の相談を受けていたんで注意しておきました。」


「医薬品の相談は登録販売者しか対応してはいけない。これはお店として守らねばならない法律ですから」



「はい。姉からも登録販売者の資格については教えてもらいました。」


岡野店長


「お姉さんは、お元気ですか? 剛志君、侑さんのお姉さんは、昔うちのお店でアルバイトしていたんだよ。」


剛志


「へぇ、初耳でした。なるほどね。それで店長は高校生なのにこの子を採用したわけですか?」



「すいません。何か失礼な言い方じゃありません。まるで、お姉さんが昔アルバイトしていなかったら不採用でした、ってみたいな感しますけど!」



「凜、いいよ、気にしてない」


剛志


「一般的にドラッグストア、うちの会社は高校生のアルバイトは採用しない事が多いという事実を言っただけです。店長、私はこれで失礼します。せっかくの休みですし。やりたいこともありますので。」


岡野店長


「すいません。剛志君を今年こそ登販の試験に合格させたい!と思ってそれで一緒に登録販売者のテキストを見に来たんです。」


侑、凛


「…はい。」



「岡野店長は、登録販売者の勉強はどうしたんですか?やっぱり独学ですか?」


岡野店長


「は! 登録販売者の勉強ですか? そうですねぇ。ぶっちゃけ継続してコツコツやるのが遠回りに見えて一番早いと思いますね。 うちのドラッグ、会社でも社内勉強会をやりますし。」



「社内勉強会はそんなに有効なんですか?」


岡野店長


「う~ん。勉強会の内容は別そんなたいしたことはありません。会社の講師担当者がテキストを読んで説明する感じです。会社が定期的に勉強会をするのは、社員に継続して勉強をさせる為です。勉強の離脱防止の意味が強いです。イヤな言い方すれば継続して勉強をさせる罠と言えばいいかな。」



「でも、言いにくいですが社内勉強会で継続して勉強しても試験に合格する人と落ちる人はいますよね。その差は何だと思いますか?」


岡野店長


「これは手厳しいですね。合格する人と合格しない人との差は、そうですね…シンプルに言うと「過去問題を解いた数」です。後言えば「やる気」ですかね。やる気があれば過去問題もたくさん解くので同じことかもしれません。やる気を出すのは同じ立場の人、がんばって勉強している人と触れ合うのが一番です。反対に、自分はがんばりたいのに周りはやる気が無い人ばかりの環境は最悪です。」


「勉強というのは教室に集まって勉強する集合教育と家で一人でやる予習復習の繰り返しです。」


「何かお役にたちましたか?」



「はい! 十分です。なるほど、…ありがとうございます。」




4月第2週:侑は登録販売者の勉強の「登販部」を作ることにした

2年1組教室



「私は、付き合わないよ。コンビニバイトもあるし、まずは学校の勉強が学生の本文でしょう」



「学生の本文は勉強という。勉強は多いに越したことがないでしょう」


「勉強するならみんなでやった方が楽しいし効果がある。お互い高校2年になっても部活もやってないし時間があるでしょう」


「そうだ! それに登録販売者の勉強を今年の夏休みの自由研究にしたらどう? 一石二鳥だよ。うん! そうしましょ。それなら学校の勉強とも合致するし」


「??どうしてもダメ…かな…」



「じゃぁ、条件がある。あと一人登録販売者の資格勉強をしてもいい!という奇特な変り者がいれば、やってもいい」




咲良


「あのぉ、お取込み中のところすいません。」



「はい。…えっとあなたは、確か…九州の福岡から4月に転校してきた…」


咲良


「三島咲良といいます。ちょっと話が耳にはいってきたもので、声をかけさせてもらいました。」


「登録販売者の話をしていませんでした。?」



「!! していたよ。もしかして登録販売者に興味があるの?」


咲良


「私の家は福岡で薬局をやっていて、登録販売者のことは少しは知っていますよ。」



「じゃぁ、さあ、私達と一緒に登録販売者を目指してみない!」


「夏の自由研究の課題としてやれば一石二鳥だよ。」



「こらぁ。無理強いはよくないよ。咲良さんも転校してきたばからいで学校にも慣れてないし。」


「そう、本人の気持ちが大切だよ。無理してやるものではない!です。」


「ね!咲良さん気をつかうことないからね」


咲良


「……。いいですよ。私も少し登録販売者に興味があります。」


「何か、新しい部活でも入ろうか探していたところです。でもイマイチこれがいい!というのが無くて」



「本当に!やったぁ!」「ありがとう!」



(最悪の展開だぁ。)



「よし!私達3人で登録販売者を目指してやってみよう。そうねぇ、私達はこれから『登販部』ということで!」


咲良


「はい!」



「………」


「…わかった。それなら登販部としての活動方針、活動スケジュール、目的、目標もしっかり決めてもらわないと私は入部しても幽霊部員になります。」


「そう、その説明が無いと入部できませんよ(ニャ)」



「まかせなさい! 私が決めて案内します! きっと楽しくなるよ~」


凛、咲良

「………」


4月第3週:侑は「登販部」の活動方針を考えた

侑の家



「という訳なんだけどサ。そこでちょつと相談にきました。部ってどう作るの?」


さゆり


「……妹よ。それを相談するなら、そうねぇ三上がいいんんじゃないの? 三上は確か洛志社高校の先生になったって風の噂で聞いたよ」



「三上先生…、確か社会科の女の先生?? お姉ちゃんの知り合いなの?」


さゆり


「何いってんの? 三上と私は、洛志社高校、大学と一緒だった間柄だよ。あなたの先輩です。登販部を作って活動するなら、学校に相談してからでも遅くはないよ。」




学校教員室



「ということで、三上先生、相談に来ました。よろしくお願いします。」


三上先生


「…なるほど。登録販売者を目指す部活動「登販部」ねぇ。まぁ活動許可するなら、確かに【部活動活動計画】らしき物は必用ですね。それを見せてもらって、内容を勘案して決定でいいかしら?」


「【部活動活動計画書】の書式は無いから自分達で決めて書いていいです。最低限、目的、目標、活動計画、活動費用は必用です。」


「そう、後一つアドバイスするなら、今の登販部3人で決めるのがイイと思うよ。3人よれば文殊の知恵って言いいますしね。」




学校図書館



「では我が登販部の規約(目的、目標、活動計画、活動費用)について案内させていただきます。2人の御賛同と決済を頂ければ幸いです。」



「しかし、昔から行動力はあるよね。決めたら一直線っていうか、頑固というか」


「前置きはいいからサ、教えて下さい」


咲良


「あはは」



「では、このプリントをご覧くださいませ」


【案】登販部(活動計画書)

目標登録販売者の試験に合格する

目的登録販売者の勉強

活動場所学校図書館

活動時間・平日(放課後1時間~基本)

・土日(随時)


活動計画・4月勉強テキスト準備

・5月テキスト勉強


・6月過去問題から模擬試験


・7月(勉強内容:未定)


・8月(勉強内容:未定)


・9月試験本番


・11月結果発表


・12月以降未定


活動費用・試験受験費用12,800円

・テキスト台 2,000円から4,000円




「いかでしょうか?…」


咲良


「まぁ、こうなりますよねぇ。活動内容が未定のところは随時決定でいいかしら。」


「計画は計画ですし、計画どおり進まなかった時の修正の柔軟性も必要ですし」



「資格試験って、受験費用もかかるんだぁ。以外に高い。私はテキスト代と過去問代だけでいいと考えていたよ」



「目標は登録販売者の試験の合格に決めました。それが最も公平で分りやすいから。」


「活動時間も臨機応援にまずはやってみようと思う! どこまでも「自由・自治・自立」で方針です!」




4月第4週:侑は登録販売者のテキストを選んだ

2年1組教室



「登録販売者の試験内容って、厚生労働省が毎年発表するんだって。年によっては試験内容が改定されるらしい。改定がある時は厚生労働省のHPに4月末までをめどの掲示されるらしいよ。


「試験問題作成に関する手引き」と言うらしい。」



「じゃぁ、資格勉強を始めるのは改訂内容が決まってから?改訂されたら今販売されているテキストは使えなくなるってこと?」


咲良


「私が調べたところでは、改定されるのは第4章の薬事法規関係だけみたい。だから、すでに登録販売者の資格勉強している人は第4章の勉強は最後にする勉強方法が主流みたいね。」



「そう、そのとおりです。とりあえずもう4月も終わる、ゴールデンウィークはテキストをみんなで買いにいきましょ。そして、ゴールデンウィーク後から本格的に「登販部」スタートです。」



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