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見えない  作者: 岩尾葵
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 これはおよそ数年間にわたり、私が実際に経験した出来事です。話によってはもう何年も前のことになるので、細かいことは所々抜けていますし、先に断っておきますが、今となってはあまり思い出したくもないことでもあります。忘れてしまった部分は、もう確認しようがありませんし、ここでこうして彼女にまつわる出来事を記すこと、それ自体には何の意味もないのかもしれません。しかし、そうと分かっていても、私はこの話を覚えている限りでここにまとめておこうと思います。それには何の目的もありはしません。私がただ、彼女の行動や、覚えている限りのことを書きとめていくに過ぎません。しかし、万が一にもこれが誰かに見つかり、読まれ、ここに書かれていることと似た現象が発見されるのであれば、私がここに今から記すことは、意味をなしたということができるでしょう。願わくば、これを読んだあなたが、私の過ちを許してくれることを祈ります。出来たら今から書くことを、あなたの友人・知人・家族などに広めてくれると助かります。そうすることでいつしかこの話が誰かに伝わり、私が彼女とまた対面できる可能性に賭けたいのです。

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