ここは何処だ
気が付いたら見知らぬ場所にたっていた。最後は確かトンネルの中を歩いてたら影に呑まれたはずだ。取り敢えず辺りを見回してみる。すると前方に町を見つけた。「言ってみよう」俺は歩き出した。
幸い道のりは短く街にすぐ到着した。道路はアスファルトではない何かで舗装されている。石?だろうか。
家はレンガが積み上げてできてある。外国の観光地見たいでちょっとお洒落だ。
街の中には結構な人が歩いていたが、何やら変だ。大人でも学生ぐらいの身長しかなく結構小柄だ。しかし髪の毛がやたらとカラフルだ。
赤、青、黄と確実に日本では見ない色だ。うわ、目まで髪の毛と同じ色をしてやがる。しかしこうなると自分見たいな黒髪黒目は目立つんじゃないかろうか。不安がっていると、赤い髪の小柄な、(といっても自分よりは大きい)おじさんに声を掛けられた。
「ここで何をしているんだ。君みたいな年齢の子は学校に行っているはずだろ」
ッ! そのとき俺は信じられないようなものを見た衝撃でパニックになりそうだった。影に呑まれたことも驚きだが明かに日本人の髪色をしていない者から流暢な日本語を聞いたからだ。
「い、いやそのええと道に迷ってしまって。こここは何処でしょうか」
若干言葉が上ずってしまったが気にしてられない。
「は? 何を行っているんだ。ここは魔法界に決まってるだろ」
「マホウ? マホウッテドウイウジデシタッケ?」
「魔が差すの魔に法律の法、世界の界に決まってるだろ」
俺は今度こそなにも言えなくなった。
小説を書くのは難しいね