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399. モノクロブラインダー~空間魔法は盲者でなければ使えない~

[作者]

てんとん ‬ 様


[あらすじ]


「目が見えなくても、俺は君の隣に立ちたい」


全盲者の少年、ケルン・ツィリンダーは、生まれつき目が見えなかった。

非力で学が無くて、剣も魔法も、なにも持っていない。

そんな彼の唯一の誇りは、彼を愛してくれている両親だけだった。

盲者のケルンはある日、父が創る魔法具目当ての盗賊に攫われてしまう。

人質として攫われた盗賊の根城で、ケルンは不思議な少女の声を聞いた。


「私の隣に立ちたいなら、もっと強くなりなさい、賢くなりなさい。弱者など、このリセリルカには不要よ」


金色の髪を持つ少女リセリルカとの出会いが、彼の運命を変えていく。

出会いから一年、魔法の研究者である母と剣術を嗜む父に教えを請い、ケルンは努力した。

『空間魔法』と剣術を引っ提げて、ケルンはリセリルカのもとへと向かう。

彼女の隣を歩みたいという憧憬を追いかけて。


これは、盲者と王女の建国記だ。



[感想]

この前も似たような感想を書いた気がしますが、あらすじがなかなか私の性癖に刺さって読んでみたら内容も面白かったです。いやもうヒロインに追いつこうとする男の子ほんと最高ですよね (恍惚)

内容はあらすじにある通りで、盲目というハンデを抱えた少年が気高いお姫様と出会って隣に並び立とうとする物語。1章ではお姫様との出会いから主人公の成長までを描いていて、2章は成長した主人公が活躍するところが描かれています。

盲目ということで劣等感を持っている主人公がお姫様と出会って前を向いて歩んでいこうとするところがほんと好きです。お姫様もお姫様で主人公に影響を受けたりなんかして良い関係だなあってなりますしほんと尊い (恍惚)

惜しむらくは良い感じのところで更新が止まってしまっているということ。お姫様とどうなっていくのかとか、主人公の秘密が明かされたりとか続きがめちゃくちゃ気になっています。ただ、現在公開されている部分でも十分読み応えがあって面白いなあとなりましたし、途中まででも大丈夫とか更新を待つのが苦手ではないという人は全然読むのはありだと思います。

ちなみに強さ的にヒロインは強者ですが、それと同等かそれ以上の存在もいそうで、主人公はポテンシャルはあるけどこれからに期待といった感じです。

盲目の少年が気高き光と出会って変わっていく、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:7.5

恋愛:1

ハーレム:0

無双:1


[その他]

更新停止中

文字数:23万文字

読了時間:8時間程度

作品URL: https://ncode.syosetu.com/n8976el/

短編の紹介!


【作品タイトル】

春花はるはなを嫌いな俺は、人として間違っているのだろうか』


【あらすじ】


 誰にでも好かれる美しい幼馴染。だけど自分だけは、決して好きになることはない。


【こんな作品だよという感想】

全体的にちょっと暗めというかシリアスっぽさのある短編です。軽く読んでもちょいちょいドロドロとした家族背景があるんですけど、ちょいちょい伏線っぽいのもあって終盤の何気ない会話のやり取りを踏まえた上それまでの流れを考えると「あっ、そういうことだったのか」と予想以上にやばい内容でちょっと震えました 笑

内容自体はよくある(?)地方の権力者のお家騒動を描いたものです。主人公はそこの分家みたいな立ち位置の息子で、本家のお嬢様を嫌っており、周りからも孤立していていつも一歩引いて観察しています。

ちょっと重い内容ですが、その割に個人的にはハッピーエンドっぽい感じの終わり方なのは意外でした。

人を選びそうな内容ですが、気になる方は是非一度読んでみてください!


【作品リンク】

https://ncode.syosetu.com/n1287gn/












































【次回予告】

いつまでも続くと思っていた日常は非日常へ。

少年の想いと少女の恋は世界を大きく変えていく。


私は好き。ーーくんのことが好き。

初めて見た時から好きで、今でも好き。

きっとこれからも好き。

だから、私は頑張るよ。彼は殺させない。



なんか最近ボーイミーツガールものを紹介することが多いですが、次回作もまたボーイミーツガールものです。

ちなみに2020年に連載開始した作品の中で一番面白いんじゃないかと思っています。

殆どの人が知らないのが悔しい。


【追記】

次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『春花を嫌いな俺は、人として間違っているのだろうか』ご紹介ありがとうございました。  陰翳に富んだ美しい小説で、最後まで読んだときに衝撃を受けました。読み直すことで人々の心の内が少し見えてき…
感想一覧
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