394. 好きな人を幸せにする能力 ☆
[作者]
月兔耳のべる 様
[あらすじ]
異世界転生した結果、原作死亡キャラと出会ってその人生を変えられるとしたら…貴方はどうしますか?
「その人を幸せにしたい!」
「でも主人公の代わりにらぶらぶちゅっちゅするのは、余りにもおこがましいからひたすら遠くから眺めて、幸せな様子を愛でたい!」
これはそんな事を考えてるオリ主君のお話。
[感想]
一つだけ断言できることがあります。この作品は間違いなく多くの人にとって名作となりうる1作です。
内容は好きだったゲームのモブに転生、そして不遇な運命のキャラを救おうとするというテンプレなお話なんですけど、それをここまで感動する物語にしてしまうのがやばかったです。
1話が本編で2話に別の視点での回想、そして3-5話で後日談 (真のエピローグ)といった形となっております。人によっては3話以降を蛇足に感じるかもしれませんがとにかく1話、もっと言えば2話までは是非手を出してみてほしいです。もうほんと読み終えたあと涙が止まりません。タイトルに関しても本編を読んでなくてもなかなかオシャレな感じなのに、最後まで読んだあとにタイトルをみると涙腺崩壊しそうになります 笑
ミスト隊長という物語における超重要な登場人物がいるんですけど、読了後に今度は自分が転生して◯◯くんとのあれこれをどうにかしたいと思っている読者が大勢いるであろうくらい魅力的なキャラなのでオススメです。
ちなみに、なろうではなくハーメルンというサイトでは挿絵がちょくちょくあり、それが良い場面のものばかりで凄いテンションが上がるので読み終わって作品が気に入った人は見てみてはいかがでしょうか。
大切な人のために一生懸命になる男とそれを捻くれながらも見守る1人の少女、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:10
恋愛:4
ハーレム:0
無双:1
[その他]
完結済み作品
文字数:17万文字
読了時間:6時間程度
作品URL: https://ncode.syosetu.com/n8038fo/
短編の紹介!
【作品タイトル】
『映画館の隣に座っていた女性が、出演していた女優だった件』
【あらすじ】
映画館の隣に座っていた女性が、序盤で突然泣き出した。
不審に思う僕に、その人はそっとつぶやく。
「私、この結末知ってるから……」
二人で号泣しながら観終わると、隣に座っていたのはなんと……。
【こんな作品だよという感想】
ちょっとした非日常の一コマを描いた作品でした。
あらすじとタイトルでなんとなく内容はわかると思いますが、映画を見に行ったら初っ端から泣いている女性がいて、その人が出演していた俳優さんだったというお話。
ほとんど映画館の中でお話は完結していて、最後に後日談的なのがちょろっとあるという感じでした。ただその後日談の内容が個人的には良かったです。現実的に考えるとそこから先の進展はなさそうですが、もしそこから更に運命的な何かとかがあったら物語として良さそうな気がします 笑
恋愛要素もほんと微かなもので作品自体はヒューマンドラマでした。
飛び抜けて良いとかそういう作品ではありませんが、ほんわかするので是非一度読んでみてください!
【作品リンク】
https://ncode.syosetu.com/n0490fi/
【次回予告】
とある理由から地球の生存圏が徐々になくなりつつある人類。
彼らは安住の地を遠い宇宙へと求めた。
そうして見つけた一つの惑星。
そこは超巨大生物たちの住む惑星だった。
【追記】
次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。