364.八日目の〝清楚系美少女〟は「はじめまして」とぎこちなく微笑んで ☆
前回4/9にも作品紹介をしているのでお見逃しないようご注意ください。
[作者]
シラサキケージロウ 様
[あらすじ]
「僕がタイムリープ出来るって言ったら、どうする?」
友人である園敦から受けたそんな台詞に、江波千晃は唖然とした。
園、突然の〝タイムリーパー宣言〟の目的。それは、一目惚れした〝清楚系美少女〟、池里真春と付き合えるよう、江波に協力して欲しかったためであった。
しぶしぶながらもこれを了承した江波は、園に付き合わされて、自分でも気づかぬうちに同じ一週間を何度も過ごすことになる。しかし幾度目かのループのある日、江波は池里についての真実を知り……。
[感想]
なろう小説というよりライト文芸よりの作品ですが、最初から伏線が散りばめられており、読み終わった後の満足感が凄かったです。
あらすじにある通り、友人からタイムリーパーだと告げられた主人公が恋の協力をするのですが、主人公にタイムリープしている記憶はありません。そのためリープが似たようなシーンから始まりますが、細かなシチュエーションは違いますし、全てのリープを描いているわけでもないのでクドさとかはありませんでした。
この作品、読んでいくといろいろと疑問とか違和感が出てきます。ただその疑問は正しいものなので是非最後まで抱えたまま読んでいってほしいです。最初から最後まで伏線が張り巡らされており、作品が一つの完成された物語となっています。正直読み終わったあとの「あぁ、そういうことだったのか......」という理解が楽しすぎました。そのため作者さんも言っているのですが、なるべく一気読み推奨の作品です。まあ12万文字で文庫1冊分程度の内容なのでそれほど難しくはないと思いますし、私自身この作品は一気に読んだ方が面白さが増すなあと思います 笑
あと個人的には二度読みを推奨したいのと、最初は意味がわからないと思いますが読み終わったあとにタイトルをみて「なるほどねえ」感を是非味わってもらいたいです 笑
自称タイムリーパーな友人の恋の手伝いをすることとなった主人公、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:9
恋愛:3
ハーレム:0
無双:0
[その他]
完結済み作品
文字数:12万文字
読了時間:4時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n4963fc/
短編の紹介!
【作品タイトル】
『ぐへへへへ、お袋さんを治したかったら僕と結婚するんだな』
【あらすじ】
ポーション、それはどんな傷でも瞬く間に癒す魔法の薬……これはそんな魔法の薬が希少ながらも存在する世界のお話
【こんな作品だよという感想】
母親が事故で危険な状態のヒロイン相手にポーションを対価に結婚を迫る主人公の物語。
いやもうこれだけ書くと凄いクズい主人公みたいに見えますが、この説明もタイトルも嘘は言ってないんですよね 笑
そしてあらすじとタイトルの落差が激しい 笑
世界観としてはローファンで、現代にダンジョン的な要素がある世界です。ただまあそれほどそこは重要ではありませんし、ヒロインとのやり取りが面白い小説です 笑
一応この短編、連載Verもあるんですけど、どっちも読んだ私としては短編で終わった方が好きだったなあという印象です。
ただそこら辺は人によって違うと思うので続きを読みたいなあとなった方は連載Verも読んでみてください!
サクッと読めて笑える作品なので是非読んでみてください!
【作品リンク】
https://ncode.syosetu.com/n0246fz/
【次回予告】
人類が他種属からの侵略に劣勢を強いられる世界で、とある部族の下っ端である少年は世界の真実を知り、力を手にし、成り上がっていく。
【追記】
次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。