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334.鎧の魔王のファンタジア ☆

[作者]

長月充悟‬ 様


[あらすじ]

 メノア帝国のエース、仮面の男ヴィート・シュタク少佐。それは継承権のない第三皇子の仮の姿だ。彼は自国が開発した鎧型兵器により、自らの手で二つの国の王侯貴族を虐殺していた。

 その動機は、幼馴染みのほとんどを殺されたことに対する『復讐』。その恨みを晴らすために、彼は一人の軍人として戦い続けていた。残る復讐対象は古の聖龍が治める国、真竜諸島共和国のみ。

 そして最後の戦争は帝国製『鎧型兵器』の同等品を、敵国が開発成功したことで始まった。

 潜入作戦により強奪及び破壊にこそ成功したが、最後の一機が恐るべき力を持つ『勇者』の元に残ってしまう。

 しかも、その勇者こそがただ一人生き残った幼馴染み『リリアナ』。幼い頃に敵国へ連れて行かれ育てられた『彼女』と、復讐に燃える『仮面の男』が巻き起こす戦いが今、始まる。


[感想]

復讐を一つのテーマとしているだけあって主人公の想いがめちゃくちゃ苛烈で最後の最後まで目が離せませんでした。

物語の内容として、一番重要な本筋は幼馴染たちを殺された主人公が、原因となったもの全てに復讐をするといったものです。そこに唯一の生き残りであり敵国の所属となってしまった幼馴染とのすれ違いや、【勇者】や【聖女】の称号などファンタジーっぽさを感じさせつつもロボットがあるという世界観など、いろいろと面白い要素を取り入れた作品となっております。

主人公はロボットの操縦者として圧倒的ともいえる強さですが、それ以上に復讐に対する熱意によって最強ともいえる存在になっております。ひたすら復讐を完遂させるためにどうやって敵を攻略するのかを考え何年も準備しており、敵がどれだけ戦いの最中にパワーアップしても想定内で済ませて過激に叩き潰す姿は気持ちよかったです。私としてはやはり復讐は確固たる理由とそれに値する報復がないとつまらないなあと思いますし、よくあるざまあ系はサクッと復讐が終わってしまうので苦手でしたがこの作品は大満足でした。

幼馴染との関係もそうですがこの作品、登場人物の想いとかがしっかりと描かれているので、そういった面での読み応えもかなりあると思います。

主人公の復讐がどんな結末を描くのか最後まで目が離せない、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:8.5

恋愛:2

ハーレム:1

無双:7


[その他]

完結済み作品

文字数:100万文字

読了時間:35時間程度

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n0715el/

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