313.星姫計画 ☆
[作者]
クンスト 様
[あらすじ]
二〇八〇年。
人類は滅亡の危機に瀕していたものの、星姫という希望のお陰で存外、落ち着いていた。
それはそれとして、人工島にある学園では馬鹿な男子共が青春している。
美しき星姫候補の少女達の共学に浮かれてはいないが、馬鹿な男子共が馬鹿な青春をすごしている。
残り三ヶ月しかない青春の中でも、男子共は馬鹿だった。
[感想]
あらすじだと世界観がちょっと分かりづらいと思うので少しだけ補足をしますが、簡単にいうと「もうすぐやばい隕石が落ちてきて地球が滅亡しそうだから、超高性能の美少女アンドロイド(星姫)たちに滅亡回避の方法をそれぞれ考えてもらって、最終的に投票で決めよう」という世界状況のなか、微妙な超能力を持った男子高校生たちが、とある島で星姫たちと最後の日までおバカなことをして日常を過ごす物語となっております 笑
状況としてはだいぶシリアスなはずなのに、そんなことを全然感じさせない男子高校生たちの和気藹々としたおバカっぷりはなかなか面白かったです 笑
それに、男子高校生たちもおバカそうにみえてちゃんと人のことを思って行動する真面目さとかもあったりするので、そういうところも良かったです。
裏ではときどきシリアスがありそうな雰囲気を出していますし、なぜ男子高校生たちが超能力を持つのかとか、なぜ島に星姫たちといるのかなどの謎に関してもしっかりと纏められていて、とても読み応えがあると思います。
星姫たちも20人以上いてみんな個性的ですし、正直もっとボリュームを増やしても面白くできただろうなあと思いました 笑
地球滅亡の危機の中ワイワイ楽しく過ごす男子高校生たちの日常、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:8
恋愛:1
ハーレム:1
無双:0
[その他]
完結済み作品
文字数:12万文字
読了時間:4時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n0669fb/
【次回予告】
美少女と名高い後輩の裏の顔を知ってしまった主人公は脅迫されてしぶしぶ彼氏役をやる羽目になることに。
【追記】
次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。