266.削除作品
元タイトル:アイツが最強なのを、私だけが知ってる
[作者]
柊咲 様
[あらすじ]
英雄の父と、大賢者の母の間に産まれたルクス=フィレンツェ。
誰もが羨む血筋を継ぎしルクスは、父と母の良い部分を受け継いで生まれたのだと期待された──のだが、誰もが羨む才能には恵まれなかった。
与えられたのは、モンスターを調合して武器や消耗品といったアイテムを生成する支援加護であった。
周りからは『無能』だとか『外れ七光り』だとか言われてたルクスだが、エレナ=ティンベルだけは蔑まなかった。
それはエレナが、何らかの理由で実力を隠しているが、ルクスが本当は最強なのだと勘違いしていたからだ。
「アイツ、俺にずっと付いてきてるけど──まさか、俺の事が好きなのか!?」
「絶対に実力を隠してる。アイツは──とんでもない男になるはず!」
お互いの事を勘違いしている二人。
──だが時を経て、お互いの勘違いは少しずつ、現実となるのだった……。
[感想]
こいつら素直じゃないなあという一途な関係がとても良かった。
基本的には普通のダンジョンものみたいな作品ですが、攻略するのがメインではなく、ストーリー重視かなあという感じです。最初はお互いに勘違いだったけど、少しずつその勘違いが本当になっていくのはなかなか面白いと思います。
割と他のファンタジー作品に比べて恋愛方面に力が入っている作品のイメージで、めんどくさい2人の関係とかが好きだという人にはおすすめ。「お前ら早くくっつけよ!」などと読んでいてツッコんでしまったり、他の登場人物たちと一緒に2人のやり取りをにやにやしながら読むのが楽しいです 笑
主人公はチートっぽい能力もあるんですけど、未だ片鱗も見せませんし、主人公最強感は全くありません。個人的にですが、すぐ主人公最強になったりしないところは好感が持てます。
序盤の話が一番良かったという作品って結構あるのですが、この作品は進むにつれ続きがどんどん読みたくなる風になっていて、毎回更新されることが楽しみです。なかなか更新頻度も高いので最近ではかなり期待している作品の一つになっています。
あと、ときどきヒロイン視点がありますが、基本は主人公視点なので特に問題なく読めました。
お互いに勘違いをしている2人の物語、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:8
恋愛:6
ハーレム:0
無双:0
[その他]
更新頻度:週1〜2程度
文字数:25万文字
読了時間:10時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n4164ev/
【次回予告】
突如異世界に飛ばされた少年は、趣味の石鹸づくりで成り上がる。
【追記】
次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。




