241.だって天使ですから ☆
[作者]
楠木尚 様
[あらすじ]
余命宣告を受けた俺の前に現れた不思議な少女。 少女は自分のことを天使だという。 だが、どこからどう見ても普通の女の子にしか見えない。 この子は本当に俺を迎えに来た天使なのか?
こうして、俺と自称天使の奇妙な生活が始まる。
[感想]
完全な純文学といった感じの硬い作品ではなく、なろうのライトなテンポ感もあるので、そういうのが苦手な人でも読みやすいのかなあと思います。
内容を簡単に説明すると、余命宣告された主人公が死ぬまでにしたいことをこなしつつ、天使を名乗る少女と良くも悪くも普通な日常を過ごしていくといったものです。この作品を読んで、もし自分だったら死ぬまでにしたいことってなんだろうなあと考えてしまいました。
終盤にかけてどんどん重くなっていきます。一応救いはあるのですけど、個人的にハッピーエンドではなかなあと思いつつ、若干消化不良で終わった気分です。旧友たちとの再会のくだりとか読んでて気分が重くなりましたもの 笑
ただまあ、天使が余命宣告しにくるといった部分を除いて妙にリアリティがあるなあと思ったからか、作品に対する印象が強いです。
絶賛するといったものではないのですが、あんまりなろうでは見かけないタイプの作品ですし、テーマがテーマなのでなかなか良かった。
こういう重みのある作品ってあんまり読まないのですけど、たまには読むのもありかなあと思わせてくれる作品でした。
余命僅かな男とそれを見守る天使が小さな救いをみつける、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:7
恋愛:4
ハーレム:0
無双:0
[その他]
完結済み作品
文字数:10万文字
読了時間:2時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n8494dh/




