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133.幽霊になった僕と、存在しない彼女 ☆

[作者]

たからもの 様


[あらすじ]

「私たち、死んじゃったんだよね」


 僕の幼馴染である七海はそう言った。七月二十四日の夏祭りの日、高校二年生の夏休みに甘い青春を謳歌していた幽希と七海は交通事故によって命を落としてしまう。

 そして二人に起こる異変。とあるカフェで出会う不思議な幽霊たち。存在が消えてしまう≪ロスト≫と名付けられた怪現象。――こうして始まったのは、幽霊になってしまった僕と、一週間後に消滅が約束されている彼女の、どうしようもなく切ない青春を描いたストーリーだった。


「七海に残されていたのは、七月二十五日から七月三十一日までの一週間だけなんだ」


 僕は彼女を救おうと決意する。


「未来を視たぼくが問う。それがきみの答えだね?」


 平凡な毎日を生きたいと願った二人の高校生の前で、それでも、死にたいって言えますか?


[感想]

いつものごとく内容について触れてしまうとネタバレが強くなってしまう作品なのであまりそれについては書きません。あらすじとタイトルでだいたい伝わると思います。序盤、中盤は説明や日常がメインで終盤に関しての流れをつくるためのものです。終盤に関してはかなりテンポも早くいままでの情報を上手く使ったものとなっています。

張り巡らされた伏線が面白い。多分さらっと読むだけなら2、3時間かからずに読めると思います。しかし、この作品よくよくしっかりと読むと様々な事実に気付かされます。かなり作り込まれていて凄くよかったです。ただまあ人によっては複雑すぎるという人もいそうですが 笑

幽霊とは違った存在であるロスト、それがこの作品の重要なキーワードですが、どういったものなのか是非読んでみてほしいです。特に終盤の伏線というか展開についてはすっかり騙されました。まさかヒロインが...

また、作中で明かされていない伏線がいくつかありますが、そちらは続編(公開未定)でやるとのことです。確かに幽霊ならではの不自然な点がいくつかあるのですよね。

愛する人が消えてしまう運命に対して足掻く主人公、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:7

恋愛:7

ハーレム:0

無双:0


[その他]

完結済み作品

文字数:15万文字

読了時間:5時間程度

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n2768dg/

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