ウィリアムの秘密5
「……師匠。少なくとも今は僕は男だ。女の悦びになんて興味はない。」
ウィリアムはじっとりとカーソンを睨む。カーソンはそんなウィリアムを見て柔らかに笑い、ウィリアムの拘束を解いた。
「そうですか?今日の入浴の時に私に裸を見られるのを恥ずかしがられていた様ですので、あなたも女性として目覚めたのかと思いました。」
ウィリアムは傍にあった枕をカーソンに向かって投げた。
「うるさい!大体師匠は18才未満の婦女子には興味がないじゃないか!」
カーソンは枕を見事にキャッチし、真っ赤な顔をしたウィリアムを見てクスクスと笑う。
「いえいえ愛玩用としてなら、あなた位の年齢でもたとえ男児でも十分楽しめますよ?」
「楽しまなくていい!!」
カーソンは手をパンと叩いた。
「さて、おふざけはこの位にしておきますかね。」
ふざけてたのは師匠1人じゃないか……。ウィリアムはそう思ったが黙っていた。また絡まれるのが面倒くさい。
ウィリアムは寝間着から動き易い服に着替えた。
「それじゃあ師匠、行こうか。」
「かしこまりました。足元が暗いので気を付けましょう。」
カーソンはウィリアムの手を引き、寝室を出た。