ルーキー作者に捧ぐ、目指せ日刊ランキング! なろう的システム内スキル講座
ある程度の投稿歴がある方達や、事前に色々調べたりしてから投稿し始めた方達にとっては、どれも当たり前の知識だったりする事を御了承お願いします。
ずっと読み専だったけど、大好きな作品に影響されて自分でも投稿してみたよ!
そういう方は多いと思います。
むしろ投稿している方の多くは、そうなのではないのでしょうか。
とんとん拍子にブクマ(ブックマーク)が増えて日刊総合ランキングに乗り、更にランキングを駆け上がり続け、一躍人気作品の仲間入り、あっという間に書籍化決定!
そんな夢みたいなサクセスストーリーには憧れますよね。
そんなサクセスストーリーの影には、日刊総合ランキングにすら乗れずに碌に注目して貰えない。
そんな作者さん達が数多く居る筈です。
投稿したのに一日のアクセス数が36!?
ユニークに至っては14ですと!?
一人でも多くの人に読んで貰いたい!
面白いと思うのになぁ
そう思った事はありませんか?
ありますよね。
実はなんの知識もなく、漠然と投稿しても現実はそんなものらしいのです。
自分もそんな現実に打ちのめされた一人だったりします。
このエッセイは、ルーキー作者さん達に捧ぐ、なろう的システム内スキル講座なのでございます。
システム外スキルじゃないのかよ! と思う方も居る事とは思いますが、あくまでもなろうの枠組みの中、才能不要で誰にでも出来るテクニックというか、一工夫というか、小細工というか、そんな感じの内容で進めて行きたいので敢えてシステム内スキルと表現させて頂きました。
それではなろう的システム内スキル講座の始まり始まり~
・日刊総合ランキング入りを狙うには一日複数回投稿が良いらしい。
何故かと言えば『新着更新』のページで少しでも長い間人目に付くようにする為です。
日刊ランキングは大雑把に言えば、24時間以内に増加したポイントで決まってくるのです。
つまり24時間以内に、どれだけ多くのポイントが貰えるかがカギとなる訳ですね。
そんな訳で、少しでも多くの人目に付く事が重要となってきます。
だから一度にまとめて投稿してしまっては意味がありません。
複数回投稿する場合は、ある程度の時間を空けてから投稿するようにしましょう。
・日刊総合ランキングに乗れたら、落ちつくまでは毎日更新が良いらしい
日刊ランキング入りを果たせた方、おめでとうございます。
そんなに簡単に毎日更新なんて出来ねえよ! と思われるかも知れません。
ですが、ここが踏ん張りどころなのです。
大半の読者はわざわざ時間を掛けて自分好みの作品を探すという事はしません。
ランキングに乗っている作品の中で、自分好みに近い作品を読み漁っているのです。
一気に大量の読者を獲得する数少ないチャンスと言えます。
一つの作品に一度だけ訪れる可能性があるお祭り状態なのです。
ちなみにこのお祭り状態は『日刊ブースト』と呼ばれているようです。
超人気作品の中には、ずっと日刊ランキングを維持してしまうような作品もありますけど、これは特殊なケースと言えるでしょう。
この時に一気にランキングを駆け上がった作品が人気作品となる訳ですね。
しかしずっと毎日更新を維持するのは並大抵の事ではありません。
ある程度お祭り状態が落ちついたら、更新速度を落とす場合が多いようです。
・タグは結構大事
転生、転移、主人公最強、男主人公、女主人公、学園、ロボット、ラブコメ、ハーレム、チート、SF、TSといったタグを目安に読むかどうかを決める読者もいます。
このタグがあるから読んでみよう、または読むのやめよう、という方も中にはいますので、メリットだけとは言い切れない部分もありますが。
しかし、人気タグを検索ワードとして作品を探すヘビーな読者も少なくありません。
こういった読者様は、後の人気作品となるであろう未だ見ぬ傑作を探しだそうとするトレジャーハンター気質の人達と言えるかも知れませんね。
自作を発掘して貰えるように目印となり得るタグはキッチリと付けましょう。
・一話辺りの文字数も結構大事
ウェブ小説というのは、いつでも気軽に読めるというのが最大の魅力といっても良いでしょう。
一話辺りの文章量は、通勤通学の電車の中、または昼休みといった時間に読み切れる量が良さそうな感じです。
そういった観点から10分~20分で読み切れる量となると、三千文字から六千文字と言うのが一つの目安になるかも知れませんね。
短過ぎるのもあまり良くないと思われます。
無料で読める小説はそれこそ山ほどありますから。
文章量が少な過ぎて中々話が進まない話と感じられてしまったら、あっさり切られてしまう可能性は低くはないでしょう。
最後に小ネタ
・投稿予約は行わない。
何言ってんの? と思われるかも知れません。
実際にこれで絶大な効果は見込めないでしょう。
しかし投稿予約を活用している方は物凄く多いのです。
0時に予約投稿したとしてもあっという間に他の大量の予約投稿に埋もれてしまいます。
そこで敢えてそのタイミングを外して投稿するという訳です。
一人でも多くの読んで貰いたいというのなら、これは地味ですが確実に効果があります。
といっても精々数~数十アクセスといった程度なので、本当に小ネタといった感じですけどね。
さて、あまり濃い内容ではなかったかも知れませんが、如何だったでしょうか。
上記の通りに実行したからといって、必ずしもランキングに乗れるとは限りませんし、実行しなくても人気を獲得する作品もあります。
結局のところ作品自体の力が最も重要なのは言うまでもない事ですしね。
しかし闇雲に投稿するよりは多少はマシな筈です。
勇気を出して投稿という第一歩を踏み出した方の一助になる事が出来ればと思う次第でありますよ。