太陽の神殿
連休です。祝日は保育園も休みで、お子ちゃま相手に頑張って、死にかけます。
子供って、何故あんなに元気なんでしょうか?
体が持ちません…。
王宮から、伝令が来た。
『おお、やっときたか??
―で、何故サリエル殿なんじゃ?
アナちゃん…いや、宰相さんはいずこーーっ!?』
「…えーと、宰相さんは、今回の件で、死ぬ程忙しくなりましたので、来られませんよ?」
『なんじゃとーーっ!?』
「レイちゃん、アナちゃん大好きだもんね~?ふふっ♪」
「げー!宰相さん可哀想に…。」
「レイちゃんってば、微笑ましいですね?ふふふっ♪」
「き、キモいよ~っ!冷蔵庫に好かれるなんてっ!?私だったら、裸足で逃げ出すよっ!?」
『そこまでっ!?ワシ、G並っ!?』
「うん!」
『即答とかっ!ワシ、凹むっ!!』
「あの~??そろそろ用件いいですか??」
『おお!サリエル殿。居たの忘れておったぞい。』
「うん。スッゴい忘れてたね?」
「…。もう、国に帰ろう。お母さーん!!」
「まあまあ、サリエルさんが、影うっすいのは、周りが濃すぎるからですから。」
「!!やっぱり帰ろう…。国で、病気のお母さんが待っている。かあちゃーん!!今帰るよーーっ!」
「サリエルお兄さん、たしかアンノン国生まれでしょう~?
お母さんも、国内で現役バリバリで、元気にパン屋さんしているって、この前言ってたよね~??」
「ギクッ!?」
「えーと、ソレで、採決はどうなったんでしょうか…?」
「章人。スルーは良くないよ?サリエルさんは、ただでさえ影うっすいんだから、もっと絡んでやんないと、忘れられるし。」
「ガビーン!!」
「あ、サリエルお兄さんの影、ちょっぴり濃くなった??」
「たぶん、精神的ダメージ負って、本当に影が落ちたのでしょうね。本質的に、影薄いのは変わりませんよ?」
「ガンガンガビーン!!!」
『哀れじゃのう…?サリエル殿は、イジられやすいんじゃなぁ?
ワシより、可哀想な奴は、初めて見たんじゃよ~??』
「レイモンド様までっ!!
もう、本当に帰って、パン屋継ごうかな…?」
「あ、サリエルお兄さん、本当に凹んだ?」
「まあまあ、サリエルさん。パン屋になっても、影薄いの治んないから。キパッ!」
「ひでぶっ!!バッタリ」
「あ、トドメ。メグちゃん、言い過ぎですよ??」
「あ、章人だって!」
「サリエルお兄さんしっかりーッ!
まだ何の報告もしてないよ~?」
『そうそう。
早く報告しなきゃじゃぞ??さあ、さあ早くせんか!!』
「…………」
「サリエルお兄さん、屍のようになっちゃったね??」
『お主等、酷すぎじゃのう…?ワシ、泣けるわい。』
「ジジイも、大概…酷かったよねぇ?」
『ワシ、レイちゃんだもんっ!だから酷く無いんじゃよ~?メグちゃん、今日のオヤツ抜き決定じゃな??』
「なッ!?何故に!?」
『レイちゃん呼びしなきゃダメって、約束したんじゃもーん!!だから、オヤツ抜きじゃっ!』
「わーッ!レイちゃんレイちゃんレイちゃんレイちゃんレイちゃんっ!
はあはあ、コレでいい??」
『アウトっ!』
「えーーっ!?セーフだよーーっ!?」
「どっちでもいいから、サリエルさん。早く報告は??」
「は、はははは…。ハイすいません。
僕は、ダメな男です。女の子は『いい人でいいわ~』って、言うけれど、誰もが過ぎ去るんです。
それっくらい影が薄い、幸薄い、男なんです。
生きてて、すいませんすいません……ふふふっ。」
『あ、壊れた。』
「ありゃま。コレ、ブラックアウトだよね?」
「いや、まだセーフですよ?」
「サリエルお兄さーん戻って来てーーっ!?」
「メンタル強い、仕事出来る男は、モテるんだけどね~?
サリエルさんカッコイイ―って、このまえ、ギルドの受付嬢が言ってましたよ?」
「―本当に!?うおーッ!頑張るぞーッ!」
「あ、復活した。」
「あ、意外に女好き??」
『サリエル殿も、男じゃのう…?ほっほっほっほっ。』
「まあ、ソレは置いといて…。さあ!みんなで出発しますよ~っ!」
「「「『どこに!?』」」」
「あ、言ってませんでしたっけ??」
「「「『聞いてないよ!!』」」」
「行き先は、太陽の神殿です。
秋津家の皆さんは、捕虜の方々と一緒に、その獣車…でしょうか?なんか凄すぎますが…??
乗って、ついてきて下さい。」
「「「『太陽の神殿??』」」」
「ハイ、太陽の神殿です。―って、秋津家の皆さん、すんごくハモってますよ??息ピッタリですね~!」
「いや、ちっとも!」
「あんまり意見合わないよ~?」
「バラバラですよね?」
『そもそもワシ、息してないんじゃよね~?』
「そうは見えませんが……?
まあ、いいや。着いたら、詳しくお話しします。用意は、いいですか?」
斯くして、我々一同『太陽の神殿』なるところへ行く事になりました。
息合わないメンツと一緒に行くのは、ちっょと不安ですが……?
用意万端、いっちょ行って来るか~?
前にも書きましたが、来人のモデルは、家の子供です。
マジで、あんな感じです。将来が不安です…。




