モンスターdeぱにっく3
長くなるので一旦どうぞ。
―只今、闘技場で、手続きを行ってます。
アレ?なんで私まで闘う事になってんじゃ?
『ワシ、ひと足先に観客席行っとるわい。
来人の闘う姿を、しっかり良い席で、ビデオ撮らねばのう~ッ!
ワクワクドキドキじゃあッ!』
ジジイ、初めての運動会の、じいちゃんのノリだし…?
何故か、来人と私、旦那までも闘う事になってますが?
本当に何故~ッ!?
団体戦と個人戦って、コレ、本当に決闘??
なんだか違くない?
闘技場では、会場内に出店もいっぱい並び、かなりの賑わい。
立ち見の人達まで出て、外でも巨大なモニターで、闘技場の中継しているんですが…。
なんだか…イベント?
そもそも、なんで闘わないとならないの??
あんな奴等、放置しておこうよ~!!
…とりあえず、戦いに向けて、装備チェック。そして、装着。
最近、訓練してる時に、装備を変更した。
ジジイにもらった装備は、露出が多いとかで、ちょっと、マニアックな衣装に衣替え。
《ドレスアーマー》
膝上30センチと、二の腕、顔と首回りが出ている。
フルメタルのボディースーツっぽい。
何故に、体の線に、ぴったりのレアメタルスーツ??
腰回りは、ノレンのような造りで、ちょっと、短いプリーツスカートに、見えない事も無い?
肩には膨らみを持たせた造りで、遠目だと、お姫様ドレスっぽい。
手は肘上までの、指貫レアメタルグローブ。
足も、薄いが動きやすい、同金属製のロングブーツである。
間接部が凄い凝った造りで、細かい部品を繋いでいて稼働しやすく、衝撃にも強い造りである。
中の膝パットのクッションは、取り外して洗える、手入れがしやすい、非常に良い造りである。
腕が良い鍛冶屋だな…。すげーマニアックだけど…。
首には、守護宝石の編み込んだラリエット。
チャラチャラしたの嫌いだけど、コレも、一応防具らしい。
同金属製の兜を付けて、髪の毛を隙間から流して出し、整えてから、ちょっと鏡を覗いてみる…。
ゲームキャラにしか見えませんが…。
本当に戦闘出来るのか…?―と、最初は思ったものだが、最近、着けなれて、動きも変わらない。
むしろ、着ないと、体が軽すぎて、違和感を感じます。
「あ、恵ちゃん、用意終わった??」
「うん。大丈夫。」
「相変わらず、良く似合いますね?
私も、終わりましたよ。
ふふふ。3人お揃いですね??」
…そうなのだ。
何故か、お揃いの色のメタルアーマー。
もちろん、デザインは違うけれど、同じ鍛冶屋の作品である。非常に凝っている。
メタリックブルーの装備は、黒い髪の毛に良く合う、とか言って強く勧められたが…、鍛冶屋の趣味だな?
―まあ、真っ白とかじゃあ無くて、良かったとしか、言えないが…。
でも流石、旦那に来人、良く似合うッ!!
くうッ!写真、撮りたい。
「試合形式は、説明しましたが、最初は個人戦ですね。
魔法抜きの、肉弾戦で、うっかり使うと、失格です。
防御魔法も、使用不可です。気をつけて下さい。
武器防具は、自分の物を使用可。但し、魔法剣は、不可です。
ああ、急所攻撃も不可です。とくに奥様。気をつけて下さい。
では、日頃の訓練の成果を、是非とも見せて下さい。
さあて、張り切って行きましょうかね?ふふふ。」
「うん♪早く戦いたいね~ッ?」
「はあ…。めんどくさい。帰りたい…。」
全く違うタイプの、三人である。
団体戦も、連携大丈夫だろうか??。
はあ…。
*~*~*~*~*
闘技場の、リングに来た。
コレ、まるで天下一…ごほんごほん。
転生者が作ったのか、はたまた転移者か…?
どちらにしても、絞めてやりたい。
『みなさーーんっ!こーんにーちはーッ!!
さあ、用意は整いましたッ!いよいよ、決闘の始まりですッ!
司会者兼レフリーは、コメラと、シギが勤めさせていただきます。
最初の試合は、なんとッ!いきなり、件の因縁対決ですッ!
モテる男を取り合う、女二人の死闘が、この闘技場で、見られるんですッ!
最高のシチュエーション!!!早くも盛り上がります~ッ!会場も大歓声ですねッ!?
尚、この闘技場でのバトルは、賭けが、王国公認になっております。
みなさんどんどん、お金いっぱーい、賭けちゃって下さーーい!』
「はあ…。(この司会者…ウッサイな。殴りたいッ!)」
「ふふふ。見映えだけは、良い女なんかに、わたくしは負けませんわッ!!ふんッ!
そこの司会者ッ!愚図だわねッ!!さっさとはじめるのですッ!」
『ぐ、愚図??うわぁ~ムカつく女ですね~ッ!
時間まで、あと五分です。お待ち下さーい。』
「ふんッ!本当に愚図だわッ!早くなさいなッ!」
『お待ち下さい。後4分ほど、ですので。』
イヤホンマイクの、性能が良いのか…?
全て、聞こえてるからね~ッ!
会場内、ざわめきの渦で、耳、痛い。
早く済ませて、お菓子食べながら、観戦側に回りたいよ…。
はあ…。しんどい。




