モンスターdeぱにっく
遅くなりました。申し訳ないですm(_ _)m
旦那が、冒険者ギルドに登録しますた…。
ますます、すごい事に…なりますた。
なんて言っても、いきなりテスト受けて、合格ですた…。冒険者特進ですた…。
異例の早さだとかで、注目を浴びますた…。
女の視線は、ハートですた…。
私の殺気も、特進ですた…。
「すたーーっ!!!」
「!?な、何??」
「いきなりスターになってんじゃないわよッ!!!」
「は……?スター??」
「章人は、章人は、私だけのヒーローなのよ~ッ!!!
ぽっと出のファンなんか、蹴散らしてくれるわ~ッ!!
ウラッ!見てんじゃねえよッ!!シッシッ!!」
「「『……』」」
一同シーン、である。
皆の目も、点である。
周りに居るファンは、歯噛みして、憤怒の形相であるが…。
恵は、牽制の為にスキル発動。
《威圧》である。
そのため、乱闘にはならず、済んでいた。
……いたのだが、ここは冒険者ギルドである。
無論、ギルドでの私闘は禁止されている。
「はいはい。そこまでです。申し訳ありません。ギルド内の騒ぎは、禁止されています。
秋津夫婦並びに、その関係者は、別室へご同行願います。」
「きゃあーーっ!!章人様あッ!?夫婦って、夫婦って、きいーーっ悔しいッ!!!あの女あッ!胸がデカイからって、許さないッ!頭空っぽのクセにッ!」
「ほう……?
いきなり、知りもしないで、家内の事を悪く言うとは…。
私は、自分の名前も名乗らない、知らない方と、家内を馬鹿にしたような発言を為さる方々とは、今後一切、親しいお付き合いしたいなど、到底思えませんね。
さあさあ、愛する私の奥様?愛する私の息子共々、参りますよ?」
「あ、章人~ッ!?ちょっと、待って!!!」
「ハイッ!パパーッ!行こうッ!!」
『ひとこと、言い返したいッ!』
―と、思ったところで、章人が私を抱き上げた。
所謂、お姫様抱っこである。
ちょっと、待てーーっ!?小ッ恥ずかしいッて!
みんな見てるーーっ!!晒し者だようッ!?
「きいーーっ!!!許さないッ!許さないんだからッ!
私を蔑ろにした罪は、重いですわよッ!?覚悟してらっしゃいませッ!」
全く、逆恨みもいいところである。
まるで、モンスターだ。
自己中丸出し。他人の事は、どうでも良い。自分良ければ全て良し。周りに迷惑かけて、どこが悪い精神である。
オッソロシイのは、ファンの方々である。
女は、集団になるほど恐いのだ。
コイツ等にかかると、理不尽な事でも、自分が正義で、悲劇のヒロインある。
全く、喜劇の間違いじゃなかろうか…?
でも、ごめんあさーせッ!
宅の旦那は、本当の正義なんですのよッ!!
おほほほほほッ!!
―とか、言えばいいかな?はあ…。ちかれた。
こちらも、地球と変わらずかよ…。いやはや、疲れましたね。
「恵は、私の大事な奥様です。例え敵を増やしたとしても、馬鹿にされて、黙って見送るなんて、絶対に出来ません。」
「そうだよッ!ママ、僕もだからねッ!パパッ!ナイスっ!格好良かったよッ!」
「二人とも…ありがとう!でも、章人~ッ!早く降ろして~ッ!」
「ふふふ~♪恥ずかしがる奥様も、可愛らしいですね?」
「パパーッ!僕も、おんぶーーっ!!」
「はははははッ!来人も、可愛すぎますねッ!流石私の子ですね。おいで♪」
冒険者ギルドの廊下を、一人の男が、前に女を抱き上げ、後ろに男を、軽々と負ぶる姿は、実にケッタイである。
当たり前だが、注目の的であったのは、言うまでもない。
また、新たなる騒動の種を撒く。
芽が出て、花が咲くのは、いつになるのか……?
神のみぞ知る……かな?
こちら、続きます。




