怠慢でタイマン?
毎日寒いですね。風邪などひかぬよう、手洗いウガイして下さいね?
秋が過ぎて、初冬になりました。
風に、冷たい冬の匂いを、感じます。
遠くの山々には初雪が降り、その頂きは、雪化粧をして、きれい~きれい~です。
不思議と、空気まで、キレイになった感じがしますね?
窓を開けると、気分は紅葉から、真っ白い雪。
はい、真っ白です。
「なに燃え尽きてるんですか?。」
「恵ちゃん?寒いよ~!窓閉めて~ッ!」
「うぬッ!由緒正しい民族衣装が、仇にッ!玉と、腹が冷えるぞッ!うひょーーっ!!」
「皆ウッサイ!
黄昏てんのに、出来ないしッ!」
「まだ昼間で、夕暮れではありませんよ??」
「物思いにふけってるんだよッ!」
「蒸かしイモ食べたいねッ!?」
「いや、焼き芋の方が美味いのだッ!」
「やはり、大学イモでしょうか?」
「ナンセンスッ!」
『賑々しいのう~?芋談義かのう??
ワシも、食べたいのう……。』
「レイちゃんに食べさせられるように、研鑽を積むよッ!」
『おおッ!来人がそんな難しい言葉を使ってッ!賢い賢いッ!!』
「えへへ~♪いっぱい勉強してるの~ッ!」
「流石、我が教え子おッ!」
「だから、ウッサイ!」
はあ…本当に煩い連中である。
只今、絶賛勉強中である。
春までに、勉強と訓練を終えて、魔王討伐の旅に出る。
―予定になってんだけど……勉強なんか大嫌いだーーっ!!
なんで40才にもなって、勉強せなあかんのだッ!!
やっと学校から解放されて、社会人になって、ソコでも勉強して、異世界に来ても、また勉強してっ!!
もう嫌だっ!!
勉強飽きたっ!
早く、モンスターをガバガバっと、倒しに行こうよ~ッ!
肉大量ゲットだよ~!!
「そうだよー!!肉を大量ゲットで、インベントリだよーーっ!!!」
「は?なんなんですか、いきなりトチ狂って…??」
「聞いて聞いてッ!インベントリ覚えたいッ!出来るかな??出来るよねぇ?ね??」
「え??うーん、出来るんでしょうかねぇ??
レイちゃんどうですか?」
『うーむ。あるいは可能かもしれんが…。かなり難しいぞい??』
「えー、なんでーーっ!?」
『ワシの場合は、神殿で育ったからこそ、手に入れる事が出来たのじゃよ…。
条件は「神に、認められる事」が必要なんじゃ…。お主に出来るかのう?』
「え?ソレだけでいいの?神殿で暮らせばいいんなら、今から引っ越そうッ!!」
「ちょっと、待ちなさい奥様。
レイちゃんが『難しい』と、言った意味、分かりませんか?」
「ん?神殿で暮らせばいいんじゃ~ないの??」
「やはり、分かりませんか…。ふう…。」
『コヤツに、分かるわけなかろう……?』
「ん?僕も、わかんないよ~??」
『来人なら、大丈夫じゃのう。お墨付きじゃよ!』
「えーーっ!?なんでーーっ!?」
「予想通りならば、恵には、一生ムリかと…。非常に残念です。」
『じゃのう…?』
「ウムッ!我等でも、かなり難しいのだあッ!
よって、恵ちゃーんには、ムリムリムリぃーーっ!!」
「ムカッ!ムカつくうーーっ!!だから、なんでよッ!?理由はッ!?」
『章人殿…。言った途端に、暴れ無いかのう…?』
「大丈夫です。私が、縛っておきましょう。バインドッ!」
「うぎゃッ!?な、何しやがるッ!?」
「まあ、大人しく聞いて。」
『答えはのう…?』
「ゴクっ!うん、答えは?」
『毎日、陰日向無く、怒らず、怠らず、我慢強く、努力する事。』
「は???」
『じゃから…。お主には、一生ムリじゃ。』
「なーにーそーれーーっ!!!!!!」
「はい、サイレント。もひとつ、バインド。
お口にチャックしましょうね?奥様。」
「~??~!!~??」
「憐れなり、恵ちゃん。だから、ムリムリムリ~ッ!なのだあッ!!」
「もう、すでに怒ってるもんね~??
僕にも、わかったよ~ッ!
こういう時の対応含めて、怒りやすい恵ちゃんじゃあダメなんだって、事だよね?」
「ふふふ。その通りだよ、来人。
良く出来ました。
今度は一緒に、神殿で祈りを捧げてみましょう?
インベントリを、覚えられるかも、しれないですね。」
「うん♪」
「~?~ッ!」
過ぎ行く季節を、肌で感じながら、黙って見送る恵の顔は、血の涙に塗れて、カバカバに汚れて…。
みんなで、指を差さないで下さい。
私、意外にナイーブだった…ようです。
ぐすん。
コタツ出しました。みかん食べて、コタツで寝てます。風邪ひきますた。




