あか~あお~きいろ~おしろはしろい?
短いです
結局、来人という新たな勇者が出現したと言う事は、この世界に、魔王が出現したと言う事である。らしい。
あくまでも内密に、絶対騒がずに、国王様は、私達に会って色々な事を説明するって訳で、ギルド長とは、話しがついた。らしい。
寝て起きたら、話しがまとまってたよ…。うん。
あ、ギルド長、目の下にクマ。
寝ないで、冷蔵庫と相談した、らしい。
勇者と魔王が居るなんて発表したら、世界的に大パニックになってしまう。らしい。
らしい。らしい。そうらしい。うん。そう決まりました。はい。
文句は後で…、絶対、言―――う、かもしれない…私だし。言わないとは言えないねっ!てへっ!
無論、式典云々は無し。
しかし、賞金は有り難く貰う事になった。
懐は、温かい方が良い―と、世界的に決まっているのである。
『ホンにお主は…トホホ』
「えっへん」
『だから胸張るのは、服、裂けるからやめいっ!』
「服?破れてないよ?ホラホラっ!大丈夫っ!」
『だから、お主は何故、自覚症状が無いんじゃ??』
「なんの??」
『わざとじゃないのが、すご過ぎるのじゃっ!』
「私に、何か文句が…?」
『文句では無いんじゃよ…でも疑問じゃのう…?』
「はぁ~?」
『それよりも、式典は無くなったとしても、王様の前に行く事になるんじゃ。急ぎ、ドレスに、装飾品を買うぞい!』
「へ?」
『さあ、出発だの』
「レイモンドじいちゃんっ!僕もドレス買うっ!」
『来人は男の子じゃから、燕尾服かのう?ドレスは女の人が着るんじゃよ?』
「えーっ!残念だなぁ…。んーじゃあ、恵ちゃんのは、僕が選ぶねっ!」
『そうじゃなっ!いい案じゃのうっ!ほい、行くぞい!』
「は~い♪行くよ恵ちゃんっ!」
「へ?」
斯くして、来人と冷蔵庫に引き摺られ
苦手なドレスを選ぶ事になりました。
地獄である。
何が?
って、面倒臭がりの私が、ドレスなんて着るのも面倒なのに、色とりどりドレス選んで試着して、装飾品も合わせて選んで、靴まで選んで…なんて
なんてハードル高いっ!
逃げる事の出来ない地獄である。
何せ、来人が嬉々として選んでくれるのだっ!
着ない訳無い。断る訳無い。
可愛い来人が、嬉しそうに
赤い青い黄色い白いドレスを、次から次へ、代わる代わる、進めてくる。
来人さん勘弁してくださいっ!お母さん死んでしまいますッ!
ジジイ、何とかしてえッ!ジジイっ!
何故か店員さんまで一緒になって、目をギラギラさせて着替えショーと化している。
いくら何でも早く済ませてっ!へるぷみーっ!
無限体力も、すでにゼロに近いッス!ぜーはーぜーはー
『まだまだ序盤じゃが?まだ装飾品に靴もあるでな~?』
「ひいいっ!イヤーン!」
「コレが一番似合うよねぇっ!白いドレスっ!恵ちゃんっ!コレにしようっ!」
「はいはい、来人のお気に召すままに♪」
キラッキラの来人の笑顔の前に、屈するママさんでした……
携帯調子悪くて、全消えして凹みました。勘弁して下さい。




