ばれて~ら?
毎度ありがとうございますっ!
ギルドから、とってかえす。
『なんじゃ?もう帰って来たんかの?』
「ジジイ、大変じゃよっ!」
『ほへっ!?恵、お主の言葉が大変じゃよっ!?』
「レイモンドじいちゃんっ!あのねっ!僕達ねっ!お城に御呼ばれしたのっ!」
『ほへ~?』
「ジジイ、私達が、草原のモンスターを一掃したの……ばれてた。それで表彰したいって言って来たっ!」
『うむ……さては覗きババアが出たのじゃよ』
「はぁ~?ロリババア?」
「恵ちゃん、ロリババアってなあに??」
「う~ん…じいちゃんに聞いてみな?」
『!!覗きババアじゃよっ!』
「覗きババア?」
『うむ。過去にあった事を、現場に行き、対象や物に触れる事で、知ると言われて居る。国に囲われておる、サイコメトリーの能力者じゃよ』
「テレビとかで、良くやってるヤツ?」
「超能力~?」
『そうじゃ。超能力じゃよ来人。スキルにもある《念動力》コレも超能力のひとつなんじゃよ?』
「へえ~っ!そうなのっ!?すごい!」
『実は、ワシの昔の知り合いなんじゃよ。ロリババ…じゃないわいっ!覗きババアは。
まさかまだ、生きてるとは思わなんだがのぅ』
「へ~っ!?」
「で、ロリババアってなあに??」
「『来人!?』」
*~*~*~*~*
またギルドに来た。
隠形ジジイ引き連れ、例の応接室に通された。
そして、ギルド長に式典云々は辞退させていただきたいと。
誠心誠意説明説得してみた。
―が……
「ところで。さっきから気になってるんですが…。
この怪しい、白くてデカくて四角い、の……なんなんですか??」
「「『!?』」」
ばれてるッ!?何故!?どうして!?Whyッ!?えーー!?
「私のスキルで丸見えですから。ハッハッハッ」
―うわぁ~っ!ジジイ、どうしよう?―
『こうなってしまったら仕方ないのじゃよ…。ワケを話し、味方に付ける。コレしかなかろう?』
―わかった…。じゃあ、隠形といて、喋っていいよ―
『お主…またワシに説明させるつもりであろう?』
―まあまあいいからお願いね―
『……仕方あるまい』
ぱっと、いきなり姿を表す冷蔵庫に、びっくりする素振りすらないギルド長に、やっぱり本当に見えてたんだと…そう思った。
こんなスキルあるならば、今後迂闊にジジイを、連れて歩けないな…。
『―お初にお目にかかる。ワシの名前は
レイモンド=カナタ
嘗て、この世界の勇者をしておった者じゃよ』
「―ジジイ、者じゃなくて物だろう。
断乎として訂正を要求するっ!」
『恵、それを言ったらおしまいなのじゃよおっ!』
「うわぁ~っ!喋ってるッ!何ソレ??ねえ、何ソレッ!?」
「『へ?』」
「白くてゴツい箱持ち運んでるだけじゃなくて、ソレ何てモンスターですかっっ!?もしや新種っっ!」
「『ばれて無かったね(のじゃ』」
「ねえねえ、キルド長さんっ!今日は、ケーキ無いの?」
「あーうん。来人はいつもマイペースね…そこもいいところだけどねっ!いい子いい子っっ!」
『また親バカが出たのじゃよ…。まあたしかに、可愛い良い子じゃがのっ!』
「あーうん。あー、まあ、そのー、うーん…。ハハハ…。
―とりあえず、長くなりそうなんで、お茶とお菓子でもどうぞ…ハハハ。はあ…」
驚きから一転。
私達のやり取りに、呆れるギルド長が、茶を煎れてくれたり。
「あーなんか、すいませんすいません」
とりあえず、謝っておくに越したことはない。
「ソレ…?えーと、レイモンドさんは、茶、飲めるのかな?」
「ああ、ジジイは、お構い無く。飲み食いしないので」
『お気持ちだけで結構ですじゃ』
「そうですか?ちょっと茶を飲む姿を、見たかったもので…かなり残念ですね」
―ああ、観察して見たかったんですね?ちょっと分かります。
冷蔵庫のジジイの、飲み食いしてるところを想像してみたり…?うん、かなり見てみたいわ。
―って訳でジジイ、シクヨロ!
『何をじゃよっ!?』
―ちっ!わからず屋のケチんぼっ!
『だから、お主は、…ワシにどうしろとっ!?
―それにしても、なんか……ギルド長が、夏休みに観察日記書いた後で、解剖して、標本にしそうな目で、ワシを見てるんじゃけどっ!?』
―あ。うん。否定しないでおくよ…合掌っ!
ジジイ、達者でな。
『見捨てないでっ!』
「―してみたいな~」
『ひいいっ!』
―解剖って、聞こえだけど、あえて無視しておこうか?ソレが平和っ!戦争反対っ!
ジジイ、我々は平和主義者だっ!
『こ、この番号は、げ、現在使用されておりますんっ!ワシは美味しく無いのじゃよっ!?』
―ジジイ、錯乱して無いで、さっさとギルド長に話せよっ!
さもないと、ギルド長に実験用冷蔵庫として、差し出すぞ!
『ソレ恐喝じゃよっ!どこら辺が平和主義者じゃいっ!?』
―私の全てさッ!
『お主には、ワシ、勝てんわ…』
*~*~*~*~*
『―というわけなんじゃよ…』
「おお、まさに伝説の勇者様ッ!まさかそのような事がッ!?レイモンド様ッ!なんとお痛わしいッ!うっうっうっうっ……」
「ぐうぐうぐう……
はッ!……あまりの話しの長さに眠ってたよ。あ、ヨダレが……じゅるり。
来人は?もちろん眠ってるわよねぇ~はははっ!可愛い寝顔♪」
『……本当に、ぶれん奴等じゃのう?』
「お痛わしや、レイモンド様ッ!」
キルド長が、何やら態度が、ぜんっぜんっ違うけど、ジジイが、洗脳でもしたのかな??
とにかく、丸くおさまったようで何よりだ。
また寝よう。
私は、来人と抱き合い、高級ソファーで睡眠を貪る事にした。
睡眠不足は、美容の大敵なのである。
というわけで、おやすみなさい。ぐう…




