表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/111

暇話し?2

私の名前は

秋津 章人(あきつ あきと)


40歳


職業:農家&薬学研究所所長


いわゆる兼業農家?というところである。


家の敷地内にある田んぼで、米を作る。


その隣には、畑で野菜を作る。


そして、更に隣に薬草園。


そのまた隣には、農業用の溜め池がある。

妻の趣味で魚を放流している。

釣りを楽しみ、釣った魚は、勿論美味しく頂いている。



更に更に、そのまた隣に研究所。


家の作物で、薬の研究をしたり、化粧品の研究をして、製造販売してたりもする。


因みに、裏には所有する山があり、そこに出る、猪、狸、ハクビシン、鹿、猿、雉を罠で獲り、キチンと、美味しく頂いてます。


かなりド田舎の山中にある、一軒家に暮らしております。



会社の名前は


《ルーラル・カンパニー》

と、平凡だが、実は、世界に名立たる有名企業だったりするんです。



創業者は、私の妻


秋津 恵(あきつ めぐみ)


40歳


旧姓:彼方 恵(かなた めぐみ)


産まれた時から、お隣の、幼なじみ。


お隣と言っても、かなりの距離です。(我が家の敷地が広すぎなので)

二キロ先にあるのが、恵の実家でした。


実はこの度、息子の来人(らいと)と妻が、失踪してしまいました。



妻は、自由奔放で、トラブルにとっっっても~巻き込まれやすいので、心配で心配で仕方ありません。



妻は、美人で、可愛くて、料理も上手くて、頭も良くて、ハキハキしてて、サッパリしててetc.etc.



スタイル…は出産後ちょっと太ったけれど、ソレがまた可愛くて、抱きしめたくなる感じで、あぁ……、本人に全く自覚ないんだが……

大丈夫なんでしょうか?


とにかく……、私が、メッチャメッチャ惚れてる良い女なんですっ!!


息子は、そのまま彼女を小さくしたような可愛さに、皆メロメロです。


唯一、私に似たのは、目元ですが、優しい印象になって、またソレがスッゴい可愛くてっ!もう、メッチャメッチャ可愛くてっ!


うあああっ~!誘拐されないか心配ですっ!


誘拐?……ああ誘拐でしょうか?どうしようどうしようっ!?



彼女の痕跡を辿るため、本日の我が家の防犯システムを確認しましょう。



朝は9時前に、送り出してくれたので、居たのは確認済みです。

問題はその後どうなったのか…?


まず家の画像を検索します。


今日は来客無し。


車の出入り無し。


動物は侵入無し。


人影は…全て…無し??


はて?珍しい。我が家の回りには、絶えず人が居る。

山だから動物の宝庫でもある。


防犯システムで、何が入ってきたか、自動で記録されて、全て分かる。


妻のストーカーとか来人の誘拐を狙う人とか

我が家の研究を狙う人とか

鳥とか虫は当たり前。

野生動物の侵入もしょっちゅうです。


ろくなもん居ませんねっ!


とにかく、危険なので、つねに防犯対策に警備システムを敷いています。


コレは家の中で、何かあったのでしょうか?


家の中に設置してある、防犯カメラの映像を見てみましょうっ!


私は、逸る気持ちを押さえ込み

家の中にある、システムにアクセスします。


朝からの映像には、何も変わらず、可愛くてたまらない我が子と、愛しい我が妻が、遊び倒す映像しか写って居ませんね…。




微笑ましい格好で、何をやって居るんでしょうか…?


私も一緒に遊びたい…いや、うらやまし…いや。えーと、のびのびしてますね。


非常に、のびのびしてらっしゃいます。


家の奥さんって…体力ありますね。

いつまでチャンバラしてるんですか??




来人。君の将来アスリートだろうか?

逞しすぎます…。


お母さんそっくりの、化物じみた体力です。


子供と朝からぶっ通しで、遊んでらっしゃいますね…。


あ、お昼食べた。かなり美味しそうです。私のゴハンと違って、気合い入ってますね…。くすん。



なんにも変わりなく?また遊び倒す映像しか写って居ませんね…。


どこまで体力あるんですっ!?


あ、今度は工場ですか?


あ、危ないですね。

子供に、鉄ヤスリ持たせて遊んでるんですかっっ!?


非常に危ないです。やめてーっ!見てる方が胸がドキドキですっ!寿命縮みますっ!


奥さんって、昔と変わらずワイルドです。


40年付き合って来ましたが……


毎回、すごかったとしか言えませんね…。

あら?

私、涙、出てましたか…?

拭いておかないと前が見えませんね…。

おかしいですね。昔を思い出して、涙と、震えが止まりません……ふふふ。


もう、いつまで遊んで…?え?


来人が、大槌振り上げましたね…。へ?


あら?子供ってこんな、力持ちだったで、…しょうか???奥さんっは、いつも規格外でしたけど。そこまで似なくても良いんですよっっ!?


「あ、危ないっっ!」



思わず腰を上げ、映像に声を上げてしまいます。


大槌を振り上げた来人が、妻に向かって駆け出したんですっっ!


そして、

妻の足元には台車がっっ!!

後ろは冷蔵庫


うわぁっ!むき出しのガラス板ですっ!


「危ないっっ!ダメだっ!!

止まれ止まれっ!止まれえっ!!」



映像に怒鳴って画面を叩く私は、

次の瞬間消えた妻と、息子の姿に絶句しました。



正確には冷蔵庫も、無くなって、ますが、冷蔵庫なんてどうでも良いです。



「どうなってんだ?壊れたのか??もう一度……」



結局、何回見ても、同じ結果に終わりました。


映像、改竄されたんじゃないでしょうか……??


コンピュータで解析してみましょう。


結果、この映像は、真実で、改竄されたあとは、一辺たりとも見えませんでした。



繋ぎめどころか、ほころびや、映像に改竄跡が何も…何も…ない。


何もです。何回見ても同じく、同じ場所で、妻と息子の消失が見えるだけです。


スーパースローで再生したら、一瞬光っているようです。


ギリギリまで映像を拡大。


映像をクリアに。


最大級にゆっくり。



ああ、私、頭がおかしいようです…。


一瞬でしたが


かなりのお年を召した方が、妻を守るように……


妻の後ろの、冷蔵庫の前に、両手を広げて、いましたね…。

一時停止しましょう。


うん。


何度目をこすっても、妻の後ろにいますね…。


確かに光ってマスね。


しかし、確かに、どこかで、見た気がしますね?



私は首をひねります。



かお?


顔です。


そうです。顔です。拡大します。


「なんてことだ……!!」


顔です。瞳の色です。


妻に似た、瞳の老人です。


ガッチリとした、鎧を着けてらっしゃいマスね?


コレはもしや、ご先祖様な、感じでしょうか?


守護霊的な?


まさか?


私は神は信じない派です。まさか、でも、コレは?





私は、映像を何回も何回も再生しました。


その老人は、後ろの冷蔵庫にぶち当たったように歪んで、消えました。


妻と子供、共々…。ひとつ言えるのは



妻なら大丈夫っ!


また、何やら巻き込まれたっぽいけど、今度は規模が違うっぽいですね。


妻の持っているオーラの凄さは、説明出来なかった。


妻なら、何があってもおかしくないでしょう。


大方、異世界召喚でもされてるに違いないです。


『あの』妻が、誘拐されたと言うより


『召喚された』


と言う方が

何故か、スンナリ納得出来る。



「神様……居るんでしょうか?

居るならば、妻と子供を守って下さい。どうか、お願いします」



私は、産まれて初めて


神に祈った……


どうか、二人とも無事で……



無事でしょうけど、来人大丈夫だろうか?

父さんは、まだまだ小さいお前の事の方が心配です。





はあ~寂しいよう~っ!くすん。


二人とも早く帰って来てっ!


神様お願いっ!


毎度ありがとうございます。

これからもよろしくお願いしますっ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ