携帯食を作ろう3
大変遅くなりました~っ!すいません。
結局、ジジイにアナライズを使用してもらう事になった。
迂闊過ぎで、ちょっぴり反省ですよ……。
くやしくて、目頭が熱い。鼻の奥が、ツーンとした。いや、泣いて無いよ?泣きそうなだけ。
涙を我慢してたら、鼻水が垂れて来て、ティッシュで思いっきり鼻をかんだ。
あ、手に付いた。ふきふき……。てへへ♪
『鼻のかみかたが、レディーでは無いんじゃよ~。
それ、お主のファンが見たら、ガッカリ残念になるのう…。トホホじゃよ?』
別にファンはいらない。普通で平凡な主婦ですから。
『…お主が平凡だったら、世界がひっくり返って、三回ワンと言うじゃろうよ…。』
「なに言ってんだか~?全然普通でしょう?」
『お主、一度病院に行ったらどうじゃ??』
「どういう意味だよッ!?」
全く失礼千万である。
私は、あくまでも普通の主婦ですから。
まあ、今はちょっぴり魔法が使えるけど……。
あれ?コレ、コレって、あの有名なアメリカの番組と一緒じゃない!?
『奥さまは●女』
えっ!?私って、あんなん?
『古いわーッ!年がばれるんじゃよ~ッ!しかし、似てなくもないかのう…?いや、比べてはいかんのじゃッ!』
分からない人は、調べてみよう?
「魔女か…。昔は憧れて、ホウキにまたがって屋根から飛び降りて、お母さんにすっごい怒られたっけ…。懐かしいな~っ!」
『屋根から飛び降りて、怪我ひとつしない事を、不思議とすら思わないお主の神経が、まっこと不思議よのぅ?』
ん~?そのような物は記憶にございません。
怒られた事だけは、覚えてるけど、なんであんなに怒られたんだっけ??
普通の怒られ方じゃ無かったんだよな~?
『お主、本当に覚えておらんのか??
嫌がる章人も、後ろに乗せておったろうが…。』
「Σあっ!!!!」
『お主、やはりマジで頭の医者にかかった方が良いぞ?若年性健忘症やもしれんのじゃッ!!』
「ほっとけ!」
まあ、今はウマー!な携帯食だっ!
『あ、誤魔化したんじゃよ~。』
「さあさあ、早くアナライズを唱えてッ!
―えーと、なになに?ケンタウルスの肉の栄養価は…と。」
アルギニン酸
アスパラギン酸
グルタミン酸
グリシン・アラニン・バリン・ロイシン・イソロイシン
セリン・トレオニン
システイン・メチオニン、アスパラギン・トリプトファン……Etc.Etc.Etc.
「多すぎじゃッ!
もっとこう…。一番ダントツで多いのとかが、グラフとかで分からんかな~?」
『ふむふむ。やってみようかの?―アナライズ・グラフィック』
「ほーッ!出来てる出来てるッ!頭の中に、直接グラフィックが表示されたッ!すげー!よくやった!!コレ、役に立つッ!すげー面白いッ!」
色とりどりのグラフが、分かりやすく表示されていた。
ジジイが呪文ひとつだけで、こんな事が出来るなんてッ!
流石便利家電っ!?
『……』
私が頭の中で呟いた言葉に反応して、グラフィックが消えた。
「あー!待って!ゴメンって!えーと、知的家電の方が良かった??」
『……』
反応無し。
「えーと、じゃあ、クールな家電?」
『……』
しーん。あれ??
「んじゃ~ナイスミドルなアンビエント・アンビリバボー・アンチエイジング・アングラ!!これでどーだ!」
「…お主は章人に改造されて、アンドロイドになった方が、頭が良くなってちょっぴりマシになるかもしれんぞい??」
「暴れるアンドロイドって、強そうで好きかな~?―で、グラフィックお願い♪」
『仕方ないの…。ほい。』
「ありがと。ふむふむ…。
―わかった!モンスター素材は、栄養価が高い。しかもヘルシー。
そんでね…。プロテインのような成分でありながら、旨味成分が豊富な部位がある…。」
『ん?そんなところあったかのう??で、どこなんじゃ?』
「股間」
『―へ?』
「き●たま?要するに、男の金の卵??」
『別名睾丸って、やつじゃーーんっ!?』
「うん。だから、これから作る。捌くから、オスの肉出して。味見は…筋肉神官達にさせる。ふふふっ♪楽しくなってキターッ!じゃんじゃん作って食わせてやんよーーっ!!」
『ひいいいいいいいーーっ!?』
やけに甲高いジジイの悲鳴が、肉を捌くたびに響き渡り…。
出来上がった携帯食を、インベントリに仕舞う事を断固拒否したジジイは…。
冷蔵庫なのに股間部分を、フライパンで隠して、いつまでも私に近付か無かった。
ちなみに、栄養価も言うこと無いので、筋肉神官達に大量の携帯食を渡したら、大変感謝された。
ふふふっ♪
ざまあみろーーっ!!
章人と来人には、普通の肉でジャーキー作って食べされたら、かなり旨かったそうな。
栄養価もそこそこ高いし、ねー?
コレでも、充分だったんじゃね?
ちなみに、使った肉は
『ケンタウルス』だけに、ウマかったのだろうか…?
モノも立派だったとだけ、言っておく。
てへぺろ♪
ヒヒーン!
馬肉はサクラ
豚はボタン
日本って、美しい名前つけますねー?
いいことです。
出されたら、なるべく残さず、美味しくいただきます!




