太陽の神殿3
短いです。
密林のジャングルの中、木のトンネルを緩やかに列車が走り抜ける。
木のトンネルを抜けると、そこはいきなり、一面の海であった。
まさに、絶景。
冬の海のハズなのに、照り返す太陽に、水面がキラキラと光を反射して、とても眩しい。
まるで夏に逆戻りしたような、錯覚を起こした。
列車の窓から身を乗りだして、壮大な景色を眺める。
頬と髪を、暖かく湿った海風が、撫でて行く。
列車の向かう先にあるのは、なんと!
断崖絶壁にそびえ立つ、デカイ白亜の神殿である。
やっと着いた、最南端の神殿。
なんともデカくて、柱なぞ、まさに神殿っ!という造りである。
太陽の神殿『キキ』
漢字変換すると『鬼気』もしくは、『危機』
どちらにしても、危ない匂いの、名前である…。
決して、某有名アニメの、カワイイ女の子の名前ではない。
見るからに、厳かな神殿であるハズなのに、何か…違う。
覆っている空気が、なんだか重い。
神殿というのは、清らかな空気という、印象しか無いが…?明らかに違う。
はてはて??コレ、どうなってんだ??
『ああ、ついに来てしまったんじゃよーーっ!!
皆、体がすぐ動くように、準備体操をしておくと良い!
―って言うか、しないと、死ぬんじゃーッ!!』
「「「準備体操???」」」
『連絡係は、直ちに各列車に伝えよっ!早急に火急に緊急に、準備体操はじめーっ!と!!お主らっ!!早く報告っ!!』
「「「「「「はいっ!レイちゃん様のいう通り!!!」」」」」
何故唱和???
えっ!?マジでなんで?
章人に来人も、訳もわからず、顔を見合わす。
マジで、意味不明。
ジジイを見やると、ブルブルブルブル震えて、怖がりながら、焦っているように見えた。
無駄に器用だなぁ?とか思っていると、捕虜部隊が、狭い車内で、一斉に体操を始めた。
「えっ!?なんでラジオ体操っ!?」
「しかも、第一ですね?」
「誰だよーーっ!?異世界に広めた奴はあーっ!」
列車内に、ある意味で、異様な空気が流れる。
ラジオ体操を狭い車内でする、約二千人の人達。
1つの列車に五百人。10両編成にして、1車両あたり五十人詰め込んだ。×4である…。
当たり前だが、手を振れば隣に当たる。
バシバシ当たる。
でも、レイちゃん様のファンクラブ一同は、それでも黙々と一生懸命体操を続ける。
いや、これは無い、引く。
ドン引きである。
「うわぁ~!みんなで飛びはねると、列車が揺れ動くね~??」
「うわぁ~ッ!こわあっ!脱輪すんじゃねぇかコレ?」
「まるで地震のようですね?さて、私達もやりますか!」
「マジで!?」
「マジですよ。仮にも、あのレイちゃんがあそこまでいうんです。何か…、何かがあるんです。
急ぎますよっ!ライちゃんいいかい?真似して。」
「はーいっ!!僕、頑張る!!」
「……。仕方ない。やるか~?」
斯くして、揺れ動く列車内にて、集団ラジオ体操が、始まった。
無論第2体操も行った…。
小さい頃に、教わった事って、忘れないんだね?
携帯で編集しながら子供を寝かし付けてたら、画面開いたまま、携帯の上に寝てました。消えて無くて、良かったです…。短くてすいません。




