愛、遺伝子組換えでない
きみにもらった瑠璃色グラスに角氷いれて
ギムレット飲むように傾げる
それはガガーリンの足許に映った惑星の色だ
ねえ、タッチタイプとかフリック打ちなんてできないけど
やあってたまにはメールとかくるんだ
それが涙がでるほど嬉しくて、枕にシミをつけたりするんだ
コンマゼロミリのじゃがいものスライスに
香辛料まぶして、親知らずは親知ってる
かかあ殿下の足元に屈する蒼褪めた色の僕だ
ねえ、タッチタイプとかフリック打ちなんてできないけど
やあってたまにはメールとかくるんだ
それが涙がでるほど嬉しくて、枕にシミをつけたりするんだ
きみが奪った乱離骨灰の僕の純情な核弾頭
ハムレットみたいな悲劇になりそうだ
それは焚書坑儒された古書の真実の一枚だ
ねえ、タッチタイプとかフリック打ちなんてできないけど
やあってたまにはメールとかくるんだ
それが涙がでるほど嬉しくて、枕にシミをつけたりするんだ
遺伝子ならあげないよ、できないよ