第二話「交流」後編
「あっ、そうだ。これ、どうぞっ」
ライトは自分の出身が書かれたカードを差し出した
「「ライアー・ホワイト」
田舎町アルセルナ育ち。
十五歳。
中学までは田舎の方の学校に通っていた。
ところが最近、父親の転職で都心への引越しが決まった。
そのような経緯でここに転校してきた…」
彼女が渡したカードを読みながら、私はつぶやいた。
そしてカードの下を見ると、彼女の目標が書かれていた。
『ライトのもくひょう!』
・友達100人作る。
・それに加えて親友作る。
・家族と仲良くする。
etc.....
(「目標、単純すぎない…?」)
「…ア、ソフィア!」
ふと我にかえる。
「どうしたの、ぼーっとしちゃって。」
「…ああ、ごめん。何かあった?」
「…」
「?」
「あ、あの…お願いがあるんだけど」
ライトは少し頬を赤らめて言った。
「私の友達になってくださいっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……」
私は困惑した。
今まで、話し相手すらいなかったのに
初めて話しかけてきた少女が
会ってすぐに、私と友達になりたいと言っているのだから。
いきなりとはいえ、こんな純粋な誘いを断るのはかわいそうだ。
私は少し間を置いて、
「いいわ、友達になりましょう。」
私はそう静かに言った。
「あ、ありがとう!ソフィア!」
ライトは笑顔で返事をした。
・・・・・・・・・・・・・
(続く)




