❷③
余談ですが
・焚き木→枝。
雑木林や散策路で拾ってくることを許されているキャンプ場が多く、ほとんどが無料。
有料のところもあるため、そこを使うなら事前に大量に拾ってきて入場時に持ち込みを申請する必要がある。
中には持ち込みでも有料(2~300円/kg)だったりするので注意。
・薪→斧で適当な大きさや太さに切った木。
1年間、乾燥させてから使う。
ひと束1,000円前後。
周辺の道の駅の方が安いこともある。
山に近い道の駅やスーパーはかなり安く、私が行っていた店はひと束300円(のちに500円)。
間伐で間引いた木を使っているため安価なんだそうですよ。
ただ、半乾燥の状態で販売している店もあるし、「乾燥? そんなこともするのか?」という店もあるので見極めが肝心。
生木では水分を含んでいるため火がつきにくいです。
キャンプ場では『たきぎ』をこの2つに分類しているところもあれば混在しているところもあります。
焚き木が有料でも薪をさしてることもあるため、事前にサイトや口コミをチェックした方がいいですね。
口コミでその点を投稿してくれるキャンパーもいます。
ウェブサイトから問い合わせをしたら、答えてくれる親切なキャンプ場もあります。
さらに、ウェブサイトに追加情報としてあげてくれる。
そういうところなら大事にしたいよねー。
火自体は川のから近いということもあって、全員でバケツリレーで消化しました。
薪は連中のバーベキューグリルに水を溜めて、その中にぶち込み。
薪は水をかけるよりも水の中に突っ込むほうが確実なので。
それで、火は消えたけど消火確認も含めて消防士が呼ばれてきてたけど……
「連中に教えた?」と聞かれて「なんも」と答えて終了。
話を聞かれたのは、私のマネをしたからだと思う。
消防士がきたのも、サイトの芝が焼けたために弁償になったから。
消防への届けが必要なんだって。
「まねっこするのはいいけどさ、ちゃんと聞いてからすればいいのにね。口とか、口とか、口とか。ちゃんと使える人なのにね」
「脳が足りねぇ証拠だろ。口の使い方自体、出来てないんだから」
延焼くらった隣のサイト利用者が目を吊り上げていました。
被害はテントの上のタープに穴が開いたそう。
のちに会ったら、新品+バージョンアップしていました。
元々新品だったって聞いてた。
それで同品を請求したら届いたのがコレだったらしい。
責任逃れに使われた私の存在は……?
「オラオラ、尻だしな」
連中のお尻に蹴り一発ずつ。
全員、前のめりで吹っ飛んでいきました。
「ワルイコはお尻ぺんぺんが定番でしょ」
「ぺんぺんって可愛いもんじゃなかったけどな」
「……じゃあ、枝をバッド代わりにかまえまして~」
「やめとけ。骨が砕ける」
私が枝をバッドのようにかまえて素振りをすると、全員が慌ててお尻を両手で庇って悲鳴をあげていました。
冗談、じょうだん、上段、ジョウダンですって……
「とりあえず、その振りやすそうな枝はテントに置いてこい(苦笑)」
ソロキャンプでは、傘以外にも身を守るための道具は必須です。
これも散策時に拾った枝なんだけどね。
握りやすい、ということは、ついつい振りたくもなるもので……
「正当防衛」
「……だから、かまえて獲物を待つのはやめろ」
ソロキャンパーほど怖い存在はいません☆
で、話を戻しましょう。
どこまで?
ゲリラ豪雨の落ち着いたキャンプ場の話まで。
外は雨も降らず、でも水分を含んだ地面は放射冷却で寒くなる。
そして早朝に起きると現れる…………人型の害虫。
寒いんだとさ。
んなこと知るかよ。
管理棟、締まってるんだとよ。
そりゃあ、そうだろ。
家に入れてくれ。
やなこった。
リンリンリン、ガチャ。
「迷惑しとる」
「おー」
サクッと突撃。
管理棟に宿直者がいるからねー。
「寒いんだとよ。薪を組んで焼かれたいらしい」
「焼いても食えんな」
「いいんじゃね? 本人、あったかくなるし」
迎えにきた宿直者との軽口を本気にしたのか、ギャアギャア騒いでた。
バカだよね。
寒いなら車の中で寝ればいいのに。
そう言ったら、目を見開いて驚いていたよ。
車中泊にまで思い至らなかったらしい。
「とりあえず、罰として公共トイレの掃除」
「それが終わったら、炊事場の掃除とゴミ集め」
「それも終わったら遊歩道の清掃」
私たちの増えていく罰に「すみませぇぇぇん!」と泣いて謝ったけど……早朝に起こされた私たちの八つ当たりのため、許しません。
早朝だったから追い出されなかっただけ(まだほとんどの人が寝ているためエンジン音も騒音になるから)。
昼過ぎに「規約により追放、ほかのペナルティーはナシ」と言われて、泣き泣き出て行きました。
1時間後に道の駅で泣いている(子どもが)のに出会した。
『ペナルティーなし』の抜け道を教えたら、すぐに食材など買い揃えてキャンプ場に戻って行きました。
キャンプ代金は返金なし。
規約でも、当日キャンセルだと100%返金なしだから。
その代わり、利用停止ではないため、新たに申し込めば使わせてもらえるってわけ。
空いてるよね、自分たちがキャンセルした場所が。
ゲリラ豪雨と小規模な土砂災害で客足が減ったんだし。
奥さんと子どもが買い物に行っている間に電話で宿泊の許可をもらえたそうだ。
ただし、キャビンの使用を条件に。
天候不順な上に小さな子どもを連れているんだから、その方がいいって。
ちなみに「電気がついていたから起きていると思った」らしい。
私が電気をつけていたのは、天候不順が続いたせいでキャビンの前の坂がぬかるんでいたから。
早朝に散歩に出る人がいるから水たまりが見えるように、です。
「中央に大きなくぼみ。早朝は水たまりになるんだよねー」
坂の下だから、地面の下の水がちょうどキャビン前のくぼみに集まってしまう。
「昼に補修工事するんだけどな」
「だから、その時間は道の駅めぐりに行くつもりだったんだけどねー」
私がいなければ、音や揺れを気にしないで作業できるからね。
それで道の駅に行ったら、キャンプ場から出て行った家族と遭遇した、というわけでした。
大きな騒動はそれだけかな。
小さな騒動も、特筆するほどなかった。
甘~い匂いが換気扇から外にもれ広がって、子どもが「食べたい」と泣く声が聞こえたくらい。
まあ、親たちがちゃんとルールを守っていたから迷惑を掛けられなかった。
ただし、若い女の子グループが喫茶店か何かと勘違いしたらしく、玄関で声が聞こえたけど。
キャビンにチャイムはないからね~。
出入り可能なウッドデッキは、目の前が土壌工事で保全中のため、キャビンからは出られるけど外から直接ウッドデッキに入れないように封鎖されていたし。
ちなみに、ただよったのは朝食のフレンチトースト。
道の駅で購入した果物でつくったジャム。
あとはドリップコーヒーと手づくりクッキーかな?
濃密なキャビン生活も、予定を1日追加しただけで問題なく終了しました。
1日延長したのは、前日に山道の一部で「にごり水がでた」という理由から通行止め(見合わせ)になったから。
「初日にかなり迷惑かけたし、テラスの使用規制など了承してもらったから無料でいいよ」
そのお言葉に甘えさせていただきました。




