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7話

起きた。


欲しかった知識は、結構手に入れれたからそろそろダンジョンに戻ることにする。


とりあえずギルドに行って、討伐系と採集系の依頼を受けとく。納期は1ヶ月以内なので、次来るのは3、4週間後くらいかな。


3日前に入ってきた門から外にでて、ダンジョンに帰る。

このまちに来たときはガイゼルの馬に乗ってきたから速かったが、徒歩だと思ったよりも時間がかかりそうだ。



少し整備された道の近くには、魔物はいなかったが、道からそれ森に入っていくまばらに魔物が出てくるようになってきた。


見つけたらなるべく倒していっていた。そうしていたらダンジョンに戻ってきたときには、魔石がけっこう溜まっていた。

ダンジョンについては本を読んで興味が湧いてきたから、魔石を吸わせさっそくボードを出し操作してみる。



【ダンジョンレベル】5

【階層】1

【ダンジョンマスター】安土鈴

【機能】カタログ,魔物創造,罠設置,階層創造

【DP】1960



レベルが上がり機能が増えたっぽい。

とりあえず増築してみる。だが街で得た知識ではダンジョンレベルが上がると自然に増えるらしい。

それにボードについても書いてなかった。もしかしたら、このダンジョンは異例なのかもしれないな。


ま、そんなことは置いておいて何か変化が有るか見てみる。

新しくできたっぽい階段を見つけた。

上っていくと、だだっ広い空間が広がっていた。

障害物ひとつなかった。

ダンジョンボードに目を向けると、アパートの間取りのような、平面図?みたいなものが映っていた。適当に触ってみると急に壁が生えてきた。少しの間、ボードを弄っていたら、1階層が巨大迷路のようになってしまった。

とりあえず形は完成でいいや。



次に魔物創造に手を伸ばす。すると、スライムが出てきた。数の限界まで押すと50体まで生成できた。生成されたスライムを倒していくと、半分を倒しきったあたりで、スライムの数が50体まで戻った。

これはすごい機能だ。無限に魔物が生成されるので、次の階層への階段を見つけるまで、無限に魔物と戦うことになる。


ちなみに魔石は少しだが落ちた。しかし一瞬でダンジョンに吸い込まれるため、魔石は拾えなかった。しかし死骸は残ったのでアイテムボックスにいれといた。冒険者がダンジョンに入るときは魔石よりも魔物の素材を目当てにするのかもしれないな。


次に罠設置を使ったら、階層を作った時のような図がボードに映し出された。

使える罠は落とし穴とトラバサミだった。

数は落とし穴5つとトラバサミ1つのみだった。設置できる場所は入り口付近と、次の階層に続く階段付近以外はどこにでも置けた。


使える罠はもっと階層を増やせば増えるのか、ダンジョンレベルを上げれば増えるのかわからない。


と、こんな感じで第一回ダンジョン改装は無事終了したのだった。



索敵をオンにしながら、いつも通り森で狩りをしていると、魔物とは違う生命反応がダンジョン付近にあった。

急いでそっちに向かうと、人が3人くらいと大型の魔物が立っていた。その後ろにはボロボロになった荷馬車があった。

パット見ただけでもそいつらが盗賊の類いであることは理解できる。


少し眺めていると魔物の方が先に動き出した。ギリギリ視認できたが、対応が遅れた盗賊1人が、後ろには吹き飛ばされる。


残り2人は戦闘態勢になり大きな鉈のようなもので攻撃しているがダメージは入らず、1人目と同じように吹き飛ばされていた。多分だが、3人とも死んでいる。

人が死んだというのに、変に冷静さを保っている。死んだのが盗賊だからなのか、レベルアップの影響で精神力が強くなっているのか分からないが、今の状況ではありがたい。



【種族名】トロルジェネラル

【レベル】192



鑑定をして絶句する。これは勝てない。そう頭では理解しているが、体が勝手に戦闘態勢に入る。俺はいつから戦闘狂になったのだろう。


靴の力で空中を駆け上がり、相手の頭上からロングソードを振りかぶる。

その瞬間、パリンッとまるでガラスを叩きつけたように割れた。

防御の姿勢を取っていたわけでもない。

これはマジでヤバイかも。


相手はこちらに振り向き、攻撃をしてきたがギリギリで回避しつつ、距離をとる。


取り敢えず魔銃を取り出し、撃つが攻撃は入らない。どうにか避けながら攻撃をしていると、

たまたま、相手の眼球に直撃した。



「グルアアァァァァッッ!!」



ぶちギレていらっしゃる。体が出している警鐘を無視して、対峙してみる……。


――体に激痛が走る。何が起きたのか分からない。

とりあえずポーションを取り出し急いで、飲む。体を起こすと体が肥大し、でかいこん棒を持ちこちらを見ている。


突然吹き飛ばされたと思ったが、俺に見えない速さで、動き攻撃してきたのだろう。これは勝てないそう悟り、使わないようにしていたスキルを解放する。



断罪ジャッジメント……」



効果や威力はわからない状態で使ったが、スキルを発動した瞬間、裁きの雷とは違い空に浮かぶ雲がはけていき青天になる。

そこから、1つの鉄の処女(アイアンメイデン)が降りてくる。

魔物を見ると、それに攻撃しようとしているが空間の壁?のようなものがあり攻撃は届かない。徐々に近付いていき、魔物がちょうど中に入る位置まできた。

魔物は危機を感じ、逃げようとするが動くことは許されない。


その瞬間――



――鉄の少女(アイアンメイデン)は閉じ、顔の部分は不適に笑っていた。魔物は内部でグサッグサッと針が体に刺さっているような、音を立てている。


静寂が訪れ、その場に残っているのは俺と、魔物の魔石、魔物が流した血のみだった……。



覚悟を決めてスキルを使ったが、ここまで一方的に倒せるとは思っていなかった。

このスキルたちは封印だ。威力が強すぎて使いどころが限られるし、スキルに頼ってばっかりいると足元をすくわれかねない。


と、レベルも結構上がっただろうし、ダンジョンに戻って確認する。



【名前】安土鈴あづちりん

【職業】剣士

【特殊職業】断罪者ジャッジメント

【レベル】89

【HP】4503/4503(+116)

【MP】3609/3609(+60)

【攻撃力】3700(+110)(+70)

【防御力】4537(+45)(+40)

【魔力】3999(+165)

【運】6043

【ステータスポイント】103

【固有スキル】ガチャlv.1

【職業スキル】筋力上昇,スラッシュ,鎧砕き(アーマークラッシュ)

【特殊職業スキル】断罪者ジャッジメント:悪意感知,悪意無効,裁きの雷滅罪の炎,断罪ジャッジメント

【特殊スキル】鑑定,アイテムボックス,火属性魔法,光属性魔法,索敵

【通常スキル】経験値倍増


ステータスポイントも割り振っておこう。


【職業】ポイント:残り53

剣士lv.1(必要レベル10)解除済

lv.2(必要レベル15)解除済

lv.3(必要レベル25)解除済

lv.4(必要レベル35)解除済

lv.5(必要レベル50)解除済



【職業】ポイント:残り53

剣士lv.1:攻撃力+10,防御力+10

lv.2 :攻撃力+15

【職業スキル】筋力上昇

lv.3:攻撃力+30

【職業スキル】スラッシュ

lv.4:攻撃力+15,防御力+30

【職業スキル】鎧砕き(アーマークラッシュ)

lv.5:【職業スキル】身体能力向上


職業をlv.5までしたので、何か起きるのではと楽しみにしていると初期職業選択の時のような画面が出てきた。



ポイント:残り53

職業を選択してください。

・軽戦士(必要ポイント50)

・重戦士(必要ポイント50)

・魔法剣士(必要ポイント50)※レア職業


レア職業が出た。ごくたまに適性がある人に出てくる職業がレア職業だ。これを手に入れるとステータスの上昇や、特殊なスキルの使用が可能になったりする。


一通りステータスを見終わったので、魔法の練習をする。いざとなったときに使えたらいいからね。


本にあった通り、想像力を働かせて頭のなかで火の玉を思い浮かべ、魔力の操作を行っていると、あっさりとファイヤボールが出てきた。

魔法が出て、とても嬉しかったが、呆気なさの方が勝っていた。


それから1時間くらい練習をしたら、ある程度魔法を扱えるようになった。

ちゃっかり必殺技も作った。厨二心を全開にして、火属性は火龍、という炎を龍の形にして放つもので、光属性は巨大な魔方陣を作り、そこから極太レーザーを撃つレーザーサークルだ。

まぁ、必殺技は【MP】の消費がバカなので、ただのロマン砲だ。



新しく使えるようになった身体能力向上ががちで、良い。これは身体のみならず、魔力の操作や動体視力なども引き上げてくれるため常時発動しておきたい。


また気になって、筋力上昇もかけてみたら効果が重複した。これからもっと能力上昇系のスキルを手に入れたらさらに強くなるかもしれない。



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