2話
【名前】安土鈴
【レベル】1
【HP】208/208(+63)
【MP】190/230(+10)
【攻撃力】171(+73)
【防御力】191(+19)
【魔力】145(+14)
【運】219
【ステータスポイント】50
【固有スキル】ガチャlv.1
っと、ステータスはこんな感じだった。
次は【道具】と【武器】についてだ。
ポーション:【HP】を回復させるポーション。
(品質:最上級)
魔銃:【MP】を消費することで、銃弾を射出する。込めた【MP】で、威力が変化する。
(ランク:伝説級)
思ったより良い武器だった。銃はやっぱロマンがあるし、男の子の憧れだよね。
次にステータスポイントだ。ステータス画面のステータスポイントの部分を押すと、
ポイント:残り50
初期職業を選択してください。
・剣士(必要ポイント10)
・狩人(必要ポイント10)
・魔法使い(必要ポイント10)
・聖職者(必要ポイント10)
という感じだった。思ったのとちがってちょっと驚いた。職業ということなので、自分のステータス似合ったものを選ぶべきだろう。だが、俺は一人でここにいたわけだから俺のステータスがどの職業にあっているのかわからない。しかしファンタジーといったら剣だろう。と思い、剣士を選ぶ。
【職業】ポイント:残り40
剣士lv.1(必要レベル10)
lv.2(必要レベル15)
lv.3(必要レベル25)
lv.4(必要レベル35)
lv.5(必要レベル50)
とりあえず、ポイントを使えるだけ使っておく。
【職業】ポイント:残り15
剣士lv.1:攻撃力+10,防御力+10
lv.2 :攻撃力+15
【職業スキル】筋力上昇
という感じだった。とりあえず大体ステータスポイントについては、理解できた。能力値の上昇と、【職業スキル】なるものが手に入るらしい。
とりあえず一段落着いたので、当面の目標を作る。
第一に拠点づくりだ。拠点がないと、活動にも支障があるし安定もしない。
第二にステータスの増強と、スキルの獲得だ。なるべく多くガチャを引き、戦闘の役に立つスキルがほしい。
次に、ティタノベアの討伐だ。どのくらい離れたのかわからないが、この森にいるのは確かだ。どこから出るかわからないうちは安心できない。
最後にレベルを100にすることだ。消費レベル1でも結構使えるのに消費レベル10で10連ガチャをしたらなにがあるか、とても興味がある。
とりあえず、これらの目標達成のために頑張っていこう。
拠点づくりのために手頃な洞窟を探していたところ、なんかキモい生物を見つけた。見た目は、カタツムリみたいな感じなのだが、二足歩行なのだ。とりあえず気持ち悪い。鑑定をかけてみると、
【種族名】マイマイ
【レベル】25
【HP】300/300
【MP】130/130
【固有スキル】アシッドブレス
寄生
レベルは思ったより高かったが、たぶん勝てない範囲じゃないだろう。敵の数は8匹だ。とりあえず魔銃で遠距離から撃つとしよう。
うん、思っていたより弱かった。込めた【MP】は10だったが、しっかりと脳天をぶち抜いた。
敵が居た場所を見ると、光っているものが1つ落ちていた。
マイマイの魔石:とても貴重。魔法との適正が高く、魔道具などの製作に重宝される。
結構レアなものらしい。まぁ、今は使わないので袋にしまっておく。
さっそくガチャを……と思ったが、消費レベル10の方のガチャも引いてみたいから、あと8レベル上げて、21レベルまであげよ。
ゴブリンとマイマイ、新しく見つけた劣等狼を倒した。レベルは23まで上がってた。魔石は1つもなかった。やはりレアなものだったっぽいな。
とりあえずガチャタイムだぁぁ!
N【攻撃力】+8
N【防御力】+1
N【攻撃力】+2
N【HP】+9
N【魔力】+8
R【道具】マナポーション
R【道具】マナポーション
N【HP】+9
SR【装備】漆黒のローブ
N【魔力】+5
R【道具】結界の指輪
初手の10連は今までに比べると目劣りするな。ま、とりあえず鑑定だ。
漆黒のローブ:魔物の革で作られたローブ。魔法攻撃耐性があり、ダメージを減少させる。
結界の指輪:結界を出現させる指輪。使いきりだが、ほとんどの攻撃を一度だけ防ぐ。
次が本番だ。良いものきてくれよ!
SSR:【通常スキル】経験値倍増
戦闘系じゃないけど、結構良いものだろう。経験値が多く入るようになれば、ガチャもいっぱい引けるしね。っと、ステータス確認しようかな。
【名前】安土鈴
【職業】剣士
【レベル】1
【HP】503/503(+81)
【MP】480/480(+10)
【攻撃力】502(+83)(+25)
【防御力】520(+20)(+10)
【魔力】399(+27)
【運】503
【ステータスポイント】48
【固有スキル】ガチャlv.1
【職業スキル】筋力上昇
【特殊スキル】鑑定
【通常スキル】経験値倍増
ステータスについては強いのかわからないけど、スキルに関しては良い感じに増えているのいいや。
拠点といったら、洞窟だよね。マイン◯ラフトでは、建物作るよりも穴を掘って暮らす方が好きだったからな。
探索していたら、御神木のようなとても大きな木が生えていた。それは木一本で、自然を体現しているようだ。それに引き込まれるほどに神秘的だ。少し足を止めてしまったが、後ろに俺が探していた洞窟があった。
洞窟に入りどのくらい深いのかを確認しに、潜ってみた。15mくらい進んだところで、ごてごてした岩肌だから建造物のような、いわゆるダンジョン?の床のようなものがあった。恐る恐る床のタイルに足をおいたところ、
《ダンジョンマスターに任命されました――》
謎の声が頭に響く。
いったいなんなんだよ。なんかダンジョンマスターになったんだけど。広間みたいなところに続く道を歩いていく。
道の途中には分かれ道どころか魔物もそれに石ころ1つも、落ちていなかった。
広間につき辺りを見渡すと、台座?みたいなものが設置されている。気になって触ってみると、
《名も無きダンジョン》
【ダンジョンレベル】1
【階層】1
【ダンジョンマスター】安土鈴
なんだろうなこれは、異世界に来た時と同じくらい混乱している。
とりあえず、ダンジョンは置いておいて、飯を食うとするか。まぁ飯って言っても木の実やらしかなかった。狼の肉くらいだったら食ってもいいかと思ったが、カタツムリとゴブリンはさすがに食えない。
木の実類は思ったより美味しいし、満足感も結構ある。これは当たりだな。鑑定で毒の有無やある程度の情報はわかるが、美味しさはその人によるしね。
まぁ飯も食ったし、探索とレベリングもかねて森に出ていく。
ひとまず拠点については大丈夫だが、早急に人里を訪れたい。なんと言っても知識が無さすぎる。この世界に異世界人はいるのか、またどういった立場なのか、他にもダンジョンが何かや平均的なステータス、職業、スキルについて早めに知りたい。
「近づかないでくれぇぇぇ!!」
目の前には、黒くて不気味にてかてかしている虫、ようするにゴキブ◯だ。しかも普通のサイズではないんだなこれが。普通の大きさだったら、ちょっとびびるだけだか。目の前にいるのは全長1.5mくらい、人間とほぼ変わらないくらいだ。数はおおよそ35匹くらいだ。ヤバい。
これはちょっと太刀打ちするのが億劫だ。だが、なにもしないとこちらが先にバテて波に飲み込まれてしまう。
どうにか、魔銃に最大MP480を込めて、銃口をゴキたちに向けて、引き金を引く。
ドゴォォォォオオンンンッッッッッ!!!
すごい轟音と共にMPが失われていく。これはヤバいかもしれない。と足を止め、ゴキたちが居た場所を見ると、一匹も残っていなかった。
そこには、魔石が3つだけだった。
ナメクジを撃った時の48倍だ。あの時の殺傷能力も、一級品だったからどうなるんだろうか、とは思っていたがこれはちょっとやばすぎた。ちょっと反省。しかし、大量のゴキを倒したことで、レベルは結構上がった。
【名前】安土鈴
【職業】剣士
【レベル】32
【HP】1002/1002(+81)
【MP】935/935(+10)
【攻撃力】900(+83)(+25)
【防御力】959(+20)(+10)
【魔力】703(+27)
【運】1200
【ステータスポイント】78
【固有スキル】ガチャlv.1
【職業スキル】筋力上昇
【特殊スキル】鑑定
【通常スキル】経験値倍増
今気付いたが、ステータスの上がり方がすごい。ガチャでレベルを消費しレベルを1まで下げても、ステータスは変わらない。また少ない経験値でステータスが上がるため、そのうち化け物になっちまうかもしれない。
レベルも上がったことだしガチャだぁぁ!
30レベルもあるし、30連引いちゃお。