表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

第六話 魔王の招待

「さてと」


ミルの体を引き寄せると同時に大剣をかざし突如現れた男の剣を受け止める!!



「へえ!とめるか、やるね」


目の前に現れたのは金髪の長身の美麗な男。



「最近の若い奴は問答無用で斬りかかるのか?」


「何、挨拶したくらいだよ」


ニコニコと微笑む男はいつの間にか現れたブロンド髪のメイドに目配せをして何もない場所に机と椅子を召喚する。


「まあろくでもない挨拶はそこそこに話さないか?」


「ふーん、あんた面白いな」


コウジはにこやかに笑うとその椅子に座った。




「(ま、まて、なんでこの男がここにいる!四大魔王が一人、デュナミス=プライド!!魔王着任後、人間の領域の四分の一を単騎で後略し、「破壊」を司りながらも無血開城、戦死者を出さずに、その圧倒的なカリスマと武力によって支配をした剛の者!武人としての力もさるのもそのあり方にも憧れ人間側も彼に忠誠を誓う者も多いと聞く、そしてこの男は…)」



「へえ、魔王でありながら勇者かなかなおもしれえな、あんた」



「それは光栄だね」



コウジの言葉に目の前の男…デュナミス=プライドはにこやかに笑う。



デュナミスプライド


魔王(破壊の勇者)


レベル999


HP1000000


MP250000


力9999




体力99999




知力300000




かしこさ300000




魅力999999




すばやさ6500



器用さ999999




幸運100000


スキル


剣術レベル99

魔術レベル700

鑑定レベル999

自動回復レベル999

蒼の王術レベル170

創造術レベル250

アイテムバックレベル1000


加護

魔神の加護(魔力成長1.5倍)

芸術神の寵愛(魅力成長・幸運成長20倍)

魔法神の加護(魔術消費半減)

蒼の女王の寵愛(オリジンスキル発現)


称号

ジャイアントキラー(巨人種特攻1・5倍)

ナイトメアキラー(幽霊種特攻1・5倍)

ゴブリンキラー(ゴブリン特攻1・5倍)

コボルトキラー(コボルト特攻1・5倍)

ドラゴンキラー(ドラゴン特攻1・5倍)

殲滅者(全種族特攻5倍)

聖魔宿す者(聖魔術取得可能)

魔でありながら聖剣に選ばれし者(聖魔属性取得可能)

魔王

勇者




「何この壊れステータス」


「なかなか見せないんだからありがたがってね」


デュナミスはあえて名乗らずにステータスを見せる事によって自身を理解させようとした。

その理由とは。



「さて本題だ、僕としては君を鍛えて僕と同じ高みにしたい」


「その心は?」


「なあに、神殺しをしたくてね」



デュナミスの言葉にコウジは楽し気に口を歪ませた。




この世界では神とは堕ちた神と護る神に分類される。


護る神は人の営みや命ある者を助け加護を与え進化を促すが、堕ちた神は人を喰らい自身の神格をあげる、人ではなく命あるものすべてを喰らいながら自身を更なる高みにあげるために、そして力を欲し自らの欲望を出す者に眷属としての加護を与え世界を破壊する。



神殺しとはすなわち堕ちた神を殺す事。



「どうだい、経験するには実に甘美な成長を望めるし、恐らく君は強くなりたいくちだろう?どうかな?」


「裏がありそうだが、それもよしか」


「いいね、君とは仲良くなれそうだ」



2人の唐突な話にミルはゴクリと息をのむ。



「(もっとも友好的な魔王の一人と怪しい男が組む…これは本来ならば止めるべきなのだろうが)」



「安心していいよ、ミル=シルヴァリア、もう君の父上には話は通してある」


「!!」


「私は一応勇者でもあるからね、生命あるものは守る義務がある」


デュナミスはにこやかに笑う



「だが、伝えてほしい」



デュナミスはにこやかに重い言葉を告げる


「君の父上には申し訳ないが君の身内の不始末はきちんと済ませるんだよと」


「へえ」


コウジはデュナミスの殺気を楽し気に受け止めながらミルの硬直した顔を見る。


「君はきにしないのだな」


「まあレベル差はあってもなんとかなりそうだし」


「…(さすが紅の力宿す者か)」


デュナミスはふっと笑うと


「さてと詳しい話は僕の王城ではなそうか、ミルちゃん、この男は連れてくよ」


「…私もついていっても?」


「豪胆だね」


「魔王と怪しい男と堕ちた神、王女として聞くには値しましょう?」


デュナミスは頷くと


「君も話がはやそうだ、では連れてく事にしよう」


デュナミスの言葉と共に世界が暗転する。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ