かぞうるうた
数え歌と短歌を一首。
とおきかなたで ちりにしを
くかいのはてに たおれしを
やぶれてのこる やまかわを
しちじゅうごねん すぎてなお
ろくとうこくの ざいにんと
いこくのせめて やまざるに
しでをうちては こいねがう
みくにのあすを おもいては
にしびにそまる あかねぞら
ひとりでなしと しるならば
れいわいまよの とうとかれ
遠き彼方で 散りにしを
苦界の果てに 斃れしを
敗れて残る 山河を
七十五年 過ぎて尚
六等国の 罪人と
異国の責めて 已まざるに
四手を打ちては 希う
御国の明日を 思いては
西日に染まる 茜空
独りで無しと 知るならば
令和今世の 尊かれ
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くれていず
てをひるがえし
あかねぐも
くつがしては
あめとおどりて
暮れて出ず 手を翻し 茜雲
覆しては 愛女と踊りて
憂いも晴れて美しい夕焼け空の下、愛しき人と手を取りあって踊る。