ここまでのあらすじ(第11~19話)
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かつて最強の軍師といわれたヴァロウ・ゴズ・ヒューネルは、上級貴族たちの卑劣な謀略により命を落とした。
だが、同じく命を落としたリントリッド王国メトラ王女に助けられ、彼女とともに魔族に転生する。
魔族の中で順調に出世し、魔王の副官にまで登り詰めたヴァロウは、かつて人間だった時に落城させた難攻不落の城塞都市ルロイゼンを占拠する。
そのルロイゼン城塞都市に襲いかかったのは、テーラン城塞都市副総督ボアボルドだった。
圧倒的戦力差がある中、ヴァロウはルロイゼン城塞都市の魔導兵器【雷帝】を使って、ボアボルド率いるテーラン軍を追い払う。
ヴァロウはその勢いのまま、テーラン城塞都市総督アラジフが率いるテーラン軍を夜襲を持って撃滅(第11話)。
さらにレジスタンスに揺れるテーラン城塞都市総督府に立てこもる守備隊隊長ゲラドヴァを、ザガスが圧倒的な力によって屈服させる(第13話)。
そのままヴァロウは人間になりすましたまま、レジスタンスと一緒に、テーラン政府を陥落させることに成功する。
しかし、アラジフの圧政下にあった民衆は、食料庫を開くものの、食料は消え、ヴァロウたちの姿も消えていた。
これはヴァロウの作戦の1つだった。
領主を失ったテーラン城塞都市を率いたのは、レジスタンスから要請を受けたゴドーゼン城塞都市領主にして、かつて『風の勇者』と呼ばれた元勇者ステバノスだった。
ステバノスに対して、ヴァロウは補給線を断つ作戦に出る。
それによって、ステバノスとレジスタンス及びテーランの領民との信頼関係が揺らぐ。
補給線を断つ不埒者に対し、ステバノス自ら兵を率い出撃する。
『風の勇者』という異名にふさわしく、精霊アイギスを操り、立ちはだかるザガスと一騎打ちをするステバノス。戦いを有利に進めるもの、最後はザガスの狂気に圧倒され、戦意を喪失する(第17話)。
テーラン城塞都市に逃げ帰ったステバノスだったが、子どもをさらい、密かに虐待を続けていたという悪行が暴露され、怒り狂った民衆に滅多刺しにあい、最後を遂げる。
民衆の怒りは収まらず、そのまま大要塞同盟を巻き込む、大規模な反乱を生み出すことになる。
それは、すべてはヴァロウの手の平の上だった。
大要塞同盟との対決に、反乱を焚きつけることによって「時間」を作ったヴァロウは、援軍を求めるため、自ら魔王城へと赴くのだった(第19話)。




