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火のハンマー使い  作者: のびたま
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4話 こうしてギルドの中へと

こうしてギルドの中へと入っていったカルファ達。

入ってすぐの感想は……

「凄いね……」

ククルがそう呟いた。

「そう……だな」


ギルドの中は武装して武器を持った人や杖を持った魔法使いの様な人達が1列に並んでいる状態だった。


かなり大人数がいるのに、統率されていて非常に通りやすい。


その人達が目指している所は一体何処なのか……

「ここからじゃ何も分からないから取り敢えず奥に進もうか」

「うん!」

そう言って奥に進んでいく。



奥に進んで分かったことは、


・どうやら武器を持っている人達は紙を持ってから並んでいるということ。


・これはどうやら「クエスト」というらしいという事


・そしてそれを持って並んだ先はドアがあるのだが、そこにクエストの紙を押し当てノブを回すとクエストの紙が消えて武器を持つ人はドアの奥へと進んでいる


たまに、大人数で入っていったり、1人で入っていく事もある。


ドアにクエストの紙を押し当てると、その内容……なのだうか……それによって行けるところが変わっている……かもしれない。


かなり並んでいるのでそこら辺は見えないがたまに人の隙間を通したり、遠くから見るとドアが見えて、みんな同じ事をしているのでそうだと過程したに過ぎないが………


「カルファ!クエストの紙!ここから取るみたい!」ククルがそう言う先には、紙が大量に貼られた掲示板があった、紙と紙が重なり合って掲示板を埋め尽くす程に貼られてあった。

その内容は、1つ1つが全く別の事を書かれていた。その冒頭には……

【モンスター退治】やら【薬草採取】、【食材採取】などの下に文字がビッシリと書いてある……細かい内容……なのだが。


「読めないな……」


そこに書いてある事がなぜかぼやけて読めない……

「今の私達じゃ読めないようにしてあるのかな?」

ククルがそう言った

「なるほど……」


周りを見てみると貼ってある紙を剥がしていっているので試しに剥がしてみようとする。


ぐぃっ


「………剥がれない」

試しにもう一度引っ張ってみるが剥がれない。


「ううぅぅぅ!」

ククルも両手で体重をかけて後ろに引っ張るがまるで剥がれる気配がしない。

他はみんな軽々と引っ張って取っていく。

「だあぁなんで取れねぇんだ?」

ククルと一緒に紙を必死に取ろうとしている。

なんやってんだろ、俺ら……


「何してんだおめぇら?」

不意に後ろから声が聞こえた、体格のいいタンクトップ姿の男だ。


あーなんかやらかしたかも……

「えーっと……これどうやって取るんですか?」

「あ?何言ってんだ?」

クエストを指さして取れないと言っている俺達に困惑しきっている男だったが

しばらく考えると……

「………あ!あぁそうか!」

何やら納得した様子でドアがある方に振り向き、大声で。

「おーい!ハナちゃーん!新入りだぞー!」

誰かの話し声でザワザワしていたギルドが途端に静かになった。

「はわわっ……何してるですか?」ククルが言う

「お前らここに来るの初めてだろ?だからギルド長を今から呼ぶんだよ」

そう言うともう一度息を大きく吸い込み大声を出そうとする、その1歩手前で……


「はいはーい、近所迷惑ですからあまり大きな声は控えて貰えると嬉しいですよーっと」


並んでいた人の中から女の人が出てくる。

背丈が異常と言うほど低く150ないのではないのだろうかほとんど小学生の見た目である。


だがその後ろには1メートル以上の大剣を後ろに備えていてかなりの迫力である。


「初めまして!ギルド長をしているハナといいます」

そうしてギルド長と呼ばれるハナはにこやかな笑顔でカルファ達を迎えた。


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