イーグル・アイ
狙う者と、狙われる者
どちらが有利なのであろう。
言うを待たない
答えは狙う者だ。
何故なら狙う者は、自らの有利な時期
有利な場所を選定をし
有利な戦術で狙える。
狙う者が、最大限に持つことが許される
最大の利点であると言えよう。
では、狙われる者はどうであろう。
常に「守り」に徹しなければならない。
狙う者が特定されているのであれば
こちらから攻勢に出る事も出来る。
しかし、姿の見えない
俺の様な殺し屋に狙われれば
いつ、どこで仕事をかけられるか予測するのは
不可能、逃れる術は無い
しかし今回の「標的」に影の様に付き纏う「奴」は
別物だ。
何故なら、俺の様な「殺し屋」に対し、異様な臭覚をもって
警戒するからだ。
俺は「標的」の周辺を調べると
標的は、ある「道楽」を持って居た事が解った。
その道楽とは「釣り」で有る。
流石は悪銭を稼ぐだけのことは有る。
クルーザーを所有し、船釣りをする。
狙撃には、絶好の機会だ。
戦術を練らねばなるまい。
俺は、標的である高橋の行動を解明すべく行動を始めた。
何処かに、狙撃の「隙」が有るはず。
狙撃とは「遠距離」と言う条件が必要だ。
俺は「血生臭い事」に懲りた経験が有る。
その点、狙撃は良い、血を浴びずに済むのだ。




