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【黒猫の箱庭】転生少女と鮮血公女  作者: 黒猫の箱庭
転生少女と鮮血公女
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第五話―既知外達と日常―

第五話です。

今回は既知外と既知外とヒドインな話。

この作品では、何故ヒドインがヒドインらしく調子に乗れないのかは今回もお解りいただけるのではないかと。

あまりにも不幸体質になっているため、お花畑ヒロインタグが難しい(笑)。

第五話―既知外達と日常―


「油断するなよ?エルフリート。こいつは類まれなる転生ヒドインだからな!!」


自粛と言うか自重を肝に銘じたばかりの私にまたもや災難が

降りかかった。それは伯爵令息による公爵令嬢への厳戒態勢

である。まぁ、ありていに言ってしまえば私の挙動が怪しい

から距離を取れと父親に続き幼馴染にまで公爵令嬢は注意を

されたのである。対する公爵令嬢の方は全く警戒しておらず。


「マルグレーテの方がまたイデオローグさんに失礼なことをしないか心配よ。」


「お前にとって私はどれだけ問題児なんだ!?」


「あら?イデオローグさんに対する行動だけよ。他には何も心配してないわ。」


(限定問題児って、どんなカテゴリーよ!!)


逆に私の方へ変な心配をする程、幼馴染の態度の方が気に

入らないようで対する伯爵令息の方も私に対する態度だけが

他と違うだけで特に問題はないようだ。何で私だけが良い

意味ではなくて悪い意味で態度が違うのだろうか?もしや

私の美貌に惹かれ、わざと意地悪をしているのかしら。


「……うっぷ。寝言は寝て言え。それは死んでもありえない。」


「何も、そんな言い方はないんじゃ……」


どう言う訳か?急に伯爵令息が眉間に皺を寄せてそう言って

きた。まさか伯爵令息には読心術が備わっているのかしら?

なんて考えていたら伯爵令息が私の顔を見て、こう言った。


「ただ単に、お前の顔にそう書いてあっただけだ。」


「え?矢張り!読心術を習得していたのね!!」


「人の話を聞けよ。これだから難聴系は……」


伯爵令息が何かブツブツと小さな声で言っていたが私の耳には

全く入らなかった。実際、伯爵令息が何を言いたかったのか?

教えてくれたのは公爵令嬢だった。何?この子。どうして私に

優しくしてくれるの?いや、別にいじめて欲しいとは思って

いないけど。小説のシナリオ的にはさ何かと都合が悪いのよ。


「マルグレーテは貴女が素直で純粋な女性だと言いたいのよ。」


「そんなこと言ってない。と言うかこいつの性根は正直、腐っている。」


(結構、遠慮なくボロクソに言ってくれるわね。)


こうして二人と一緒にいると良く解ってくる。伯爵令息より

公爵令嬢の方が人が良く面倒見も良い方なのだと。だからと

言って私は公爵令嬢に対して絆される心算はない。どちらかと

言えば他の女達を踏み台にして男達と仲良くしたいのである。


(とは言え、良い子ちゃんぶられると無性に腹が立ってくる私でも

流石に公爵令嬢が素で私に優しくしてくれるところを見ると……)


心が痛くなると言うか良心の呵責があると言うかがあったら

良かったんだけどねぇ。伯爵令息が言う通り、それが全くと

言って良い程ないのよ。どちらかと言えば、かまととよりも

腹が立ってくると言うか是が非にでも陥れたいと言うか……


(私よヒロインらしくされても却って迷惑なのよ。)


それが私の本音であった。折角、異世界に転生したのなら

もっと幸せになりたいって誰だって、そう思うじゃない?

だから私は自分の力でそれを実行しているだけに過ぎないの。


(だから悪く思わないでね?)


そう私は心の中で一人ごちた。次の瞬間、私の考えは180度

変わることになる。何故なら私は既知外に属する人間の考えを

全く知らなかったからである。そもそも、彼らは常人と異なる

考えを持っている為、既に知っていることの範疇の外にいる人

即ち世間で言うところの変人に属する人のことを指すのだ。


ゴッ!!


「わっ!ぶっ!?い、一体、何なのよ?これ!!」


「だから言っただろう?

 また意味の解らないことをほざいたら、もう一度その顔面に吐く!!と。」


「私、意味の解らないこと何て言ってないし!!」


「でも顔に書いてあったぞ?私が世界の中心なんですって。」


予兆はあったと言えばあったが、ほぼ不意打ちの形でまた

伯爵令息は私の顔に向かって膨大な量の砂を吐いた。正直

この人、私のことが嫌いでわざとやっているんだと思った。

それに私が持つ女への競争心と言うか虚栄心を見抜いてる。


(厄介な人に嫌われたな……)


こう言う人に限って、かまととや猫被りは通じないから

正直、困る。見た目だけ綺麗だとか可愛い女性は嫌いだ

とか言い出して全く相手にされないからだ。そして今、

まさに私はその状況に置かれている訳だ。うーん……

pixiv版↓

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25849837

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