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【黒猫の箱庭】転生少女と鮮血公女  作者: 黒猫の箱庭
転生少女と鮮血公女
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第四話―父と娘、そして伏兵―

第四話です。

ついにパパのご登場。

悪役令嬢と悪役令息、どちらのお父様なのかはタグでバレバレ(;^ω^)

(※pixiv版のタグの事)

お母さんは今回(第四話)は直接出てこないので、ふわっと設定だけ出ています(登場人物紹介に)。

そのためクロスオーバータグつけてます。

……なお、第七話にはがっつりお母さん出てきました(2025/09/12)。

第四話―父と娘、そして伏兵―


「あ、あの初めまして!私、ポラリス・ホリブル・イデオローグと言います!!」


「質問と答えが違うのだが。」


私が自己紹介をすると男性の方は明らかに警戒心を強め眉間に

皺を寄せた。ただ挨拶をしただけだと言うのに何でかしら?

と私が疑問に思った時、公爵令嬢が中庭へと姿を現した。


「ごめんなさい。イデオローグさん!約束に遅れてしまって!!」


「え?良いのよ、私が早く来てしまっただけだから。」


(げっ!!何で、こんなタイミングに来るのよ!悪役令嬢!!)


内心、悪態を吐きつつも表面上は笑顔でそう返した私はこの後、

公爵令嬢と男性のやり取りを見て愕然とする羽目になった。

何故ならこの二人、実は親子なのである。なんと羨ましい……


「エルフリート。その娘、お前の知り合いなのか?」


「はい。お父様、私のクラスメートです。」


笑顔で、そう告げる公爵令嬢の声は弾んでいて嘘はなさそうに

感じた。反面、男性の方は一瞬だけ私の方を見るとあまり娘の

言うことを信じていないようで私への態度は変わらなかった。


「そうか。でもマルグレーテと一緒にいない時には行動を共に

 しない方がいいぞ。お前はただでさえ問題が多いから……」


「大丈夫ですわ!お父様!!私、これでも自己防衛の手段には

 余念がありませんから。それにお父様に似て結構強いですよ。」


(普通、そんなところ誇る令嬢はいないんじゃないかしら?)


内心、突っ込みを入れつつ私は親子の会話をただ聞いている

しかなかった。娘である公爵令嬢の方はさておき父親の方は

相当な実力者なのか?全く付け入る隙が無かったのである。


「油断と慢心が一番の敵だと何時も言っている筈だが?」


「すみません、お父様。つい何時もお父様を安心させようと余計なことを……」


(うわー、どんな親子なのかしら?この二人。)


何か普通の親子では聞かないような話を聞いて私は微妙な

気持ちになった。二人の会話についていけず、そのまま

蚊帳の外に置かれた私は手持ち無沙汰なのもあいあまって

公爵令嬢に仕掛けようとしていた罠を外すことにした。

だって、それがそのまま此処に残っていたら色々と都合が

悪いでしょ?特に公爵令嬢の父親なんて傍にいたら……


「そこでコソコソと何をしてるんだ?」


「ぎゃー!!」


「何!?敵襲か!!」


(いやいや……ここは学校なんだから、それだけはない。)


何と言うデジャヴ。後ろから、またしても声を掛けられた

私は思わず悲鳴を上げた。悲鳴が女性らしくなかったことは

この際、放っておいて欲しい。余りの動揺ぶりに我を失って

いたからだ。兎に角、私の後ろから現れたのは伯爵令息で

悲鳴を聞いた公爵令嬢と父親の二人はすぐに私の方へ振り

向いてきた。嗚呼、仕掛けがまだ残っていると言うのに。


「何だ、マルグレーテじゃない。イデオローグさんを驚かせたら駄目よ?」


「何で、そこですぐに私を悪者扱いするんだ。」


「だって貴方、彼女の顔に砂を吐いたじゃない。」


何度、注意しても聞いてくれなかったからか?公爵令嬢は

そう言って伯爵令息のことを鼻で笑った。こう見ていると

二人は幼馴染なのか?互いに互いのこと姉弟のようにしか

見ていないようだ。私としては些か羨ましい人間関係の為、

妬ましさが積もっていくが当の本人達は全く気にしていない。


「結局のところ、お前達は何をしに中庭へ集まったんだ?」


「そう言う、お父様こそ何をしに学校へ来たのですか?」


「私は学園長に呼ばれて来ただけだが。」


「だったら学長室へ急いだ方がよろしいのではないですか?」


「……マイノグーラに似て減らず口だけは達者だな。」


娘に言い負かされるような形を取ったことに不満を覚えたのか?

不服そうな顔をしていたものの父親は本来の用事を済ませる為

公爵令嬢達と別れ学長室へと去っていった。反面、伯爵令息は

さも、そこにいることが当たり前のように公爵令嬢の隣にいて

私のことをじっと見ていた。またこの人も私のことを警戒して

いるよ。この間の一件は流石の私でも反省したし、またこの人に

砂を吐かれるくらいなら何もしないで大人しくしているわよ。


(ご丁寧に犯行予告まで貰ったしね。)

pixiv版↓

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25849837

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