73.2021年10月 フランス宴会開始
藤原秋風 28才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を経て独立。
豊本千尋 21才 弁護士事務所にアシスタントとして入社。退職後秋風と会社を設立。
2021年10月
半年前から早めにエージェントに依頼したので任せっきりで安心している秋風。
特に、ワクチン接種記録を求められていたので、確認も行ってもらっていた。
プロポーズは2ヶ月前だが、エージェントとの契約は半年前からで、ホテルも先に予約していた。
フランスのホテルでの結婚式には、家族は当然のことながら、お互いの親友、弁護士事務所と四菱商事の同期、秋風の従業員を旅費・宿泊費パックで招待した。
秋風従業員は宿泊費を1週間まで研修という名目で会社から提供。
そんなに収容人数の多いホテルではないため、ほぼ貸し切りとなることは予想していた。
シャルルドゴール空港には、ホテルまでの対応用の案内人を各人分用意するなど、VIP待遇でみんな喜んでいてくれた。
携帯にて景山からは2人の記念写真がひっきりなしに送られてくる。
10月は結構寒くなってきており、ラフな格好でお願いしますと招待状に書いといて正解であった。
ホテルでは、日本人ばかりで、中国資本になったからか、アジア系の外国人ばかりでも驚きはないようだ。
英語、フランス語に不慣れな人用に日本人カウンターまでおいてくれている。
その横で千尋が話している。
捕まっている言うようにも感じる秋風。
「これだけの準備を千尋さん、大変でしたね」年配の女性二人とロビーで千尋が話している。
「いえ、秋風さんが全て準備してくれて、私は両親を誘ってフランスへ連れてきただけなんです」
「旦那さんを立てるなんて、素晴らしいわ」
「初めまして。今日はありがとうございます」横から声を掛けた秋風。
ほっと安堵する千尋の横で、誰かしらと驚くお二人。
「こちらが藤原秋風さんです」千尋が紹介する。
「宜しくお願いします」頭を下げる秋風。
「私の叔母姉妹になります」
「千尋ちゃんを宜しくね」秋風と握手する姉妹。
「遠路はるばるありがとうございます。ところで、お部屋はわかりましたか?」
「いえ、これからなんですが、千尋ちゃん見て、ついつい声を掛けてしまったわ」
「ご案内しますね」日本語の出来るコンシェルジュにお願いして、案内してもらう。
ホテル案内を聞くご夫人を後ろに、千尋が秋風に近づく。
「永遠に終わらない質問攻撃を駆逐してくれてありがとう」千尋に関して言えば愚痴を聞くのは初めてかもしれない。
披露宴は広間で行った。
入場は普通に新郎と新婦の入場を行う。
「席についた新郎から早速皆さまへのお礼などがございます」司会から案内をしてもらった秋風。
「今日は遠路はるばる私と千尋の為に来ていただき、誠にありがとうございます」
二人でお辞儀をする。
「本日は私たち二人の身近な人々をご紹介して、家族友人が知り合いになれたらいいなという気持ちでお呼びさせていただきました。お料理を運んでいただき、食べながら聞いて下さい。話すのがメインになるので僕は先に済ませましたので気にしないでくだい。千尋ちゃんもどうぞ」
千尋が自席に座る。
「なぜフランスで結婚式をしたのか?という疑問から説明させていただきますと、新婦である豊本千尋さんと最初に会ったのは3年前の10月に旧姓松本洋子、今は洋子・ルソーでいいよね?」来賓の洋子・ルソーに確認し、本人も丸の形を腕のジェスチャーで表した。
「旧姓松本洋子の結婚式にやってきたときの滞在がこのホテルで、千尋さんとご両親にお会いしたのが初めてでした」
「会社で出会ったんじゃなかったのね」弁護士事務所の同僚がざわついている。
「そうなんです。弁護士事務所が初めてではなかったのです。その為、最はお互いギクシャクしていました」
秋風は続ける。
「このホテルのロビーですれ違い、翌日の朝食でも会うこととなりました。一目惚れのまま2年がたち、弁護士事務所での司法修習研修で再び会うことになったのです。」
頷く千尋。
個人資産 94万ドル
日本秋風預金 150億円
日本秋風資産 161億円
日本運用資金 200億ドル(約2兆2千億円)
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風(運用) 22億ドル
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