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藤原秋風(世界再生)  作者: m@ho
第2章 再生開始
65/75

65.株式会社秋風 管理部門

藤原秋風(ふじわらあきかぜ) 27才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を経て独立。

豊本千尋(とよもとちひろ) 20才 弁護士事務所にアシスタントとして入社。退職後秋風と会社を設立。

井之頭太郎(いのがしらたろう) 秋風の新入社員時代にオリエンテーションでハワイ精製所所長だった。上海四菱部長後、秋風の会社の人事部長にヘッドハンティング。

北川隆(きたがわたかし) 秋風の司法修習時代のメンター。千尋の元上司。ベテラン弁護士。

2021 年 3 月

藤原秋風が投資運用業として会社を運営していこうとしているが、ここで補足しておく。

秋風が行うのは自社の資金を運用する事を考えており、第3者の資金を運用しようとしているわけではない。

そのため、届出や免許等は不要なのである。

どんな方法にせよ第3者から資金を預かり運用するのには金融庁へ申請をしないといけない。余談になるが、具体的な投資銘柄を助言するなどの投資の助言を業とする場合には投資助言業の許可がいる。

個人の人間が資金運用を誘う行為の大概が詐欺である事から、注意していただきたい。

まず、自社の資金運用のノウハウを蓄積してから、公募が出来るように金融庁への届け出による投資運用業登録を目指す。

申請する事よりもショートカットはないかと考えたのは、投資会社を買収する事である。

M&Aの案件としてはヒットするものの、現状では投資会社としての経験者不足により、体制面が維持できないと考えて、まずは経験者の採用を含めて体制面を整えることを優先とする事にした。


3日目にもう一人合流する人が来た。

「おはようございます。弁護士の北川隆です。」

井之頭部長と握手する。

「取締役人事部長の井之頭部長と取締役コンプライアンス部長をお願いする北川部長です」

「会社っぽくなって来ましたね」

笑顔の四人。秋風、千尋、井之頭、北川である。

3日目は証券会社や金融関係の経験者面談。

産休明けの方や現役の証券マン、金融機関の社員が面接に来ていた。中でも秋風が特に気になった人物がいる。

「真田誠です。よろしくお願いします」

銀行で信託管理課長をしている人物だ。

「信託管理というのはどんな事をされているのでしょうか」秋風が質問した。

「社内資格管理と研修、商品チェック、当局報告が主な業務です」

「多岐にわたりますね」井之頭部長。

「はい、小さな銀行なので、責任は重いです」

「どうして転職を考えられたのですか?」

「ビジョンのない業務を行なっていると先がないと思えるのです。上層部が惰性で始めた分野なので、競合他行に勝てるわけもないのです」

「新商品とかを提言しなかったのですか?」北川部長。

「残念ながら、提言する仕組みがないんです。与えられた仕事をする事が暗黙のルールのような企業風土なんです」

「人事異動や外部から新しい人が入ったりしないのですか?」

「風土は同じなので、上しか見えていない風土になると出る杭は打たれる状態なので、辞める方も増えています。提言しても潰されてしまうので転職を考えました」

「ありがとうございます」


「銀行員って感じですね」井之頭。

「真面目な、やる気のある方と思ったのですが」

「ええ、管理部門にはちょうどいいのでは?」

三人同じ意見のようである。


 個人資産     94万ドル

 日本秋風預金    220億円

 日本秋風資産     91億円

 日本運用資金    200億ドル(約2兆2千億円)

 ハワイ秋風    60万ドル

 ドバイ秋風  70,000万ドル

 ドバイ秋風(運用) 22億ドル

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