56.2020年8月9日ドライブ
藤原秋風 27才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を受けるために休職中
豊本千尋 20才 弁護士事務所にアシスタントとして入社。最初に任された仕事が秋風の司法修習アシスタント
弁護士修習が一月を過ぎた2020年8月
アシスタントの1人が机の横に立った。
「藤原さん、少しお時間良いですか?」
「あ、はい」答える秋風。
先に歩き出すアシスタントの木村さん。
答弁書作成に忙しいのにと思いながら着いて行った。
休憩場所でコーヒーを入れて待っている。
「藤原さん、忙しいところすみません」
「いえ、どうかしました?」
木村さんが煎れたコーヒーを受け取りながら聞いた秋風。
「新人アシスタント豊本さんの誕生日が今週の日曜日と言う情報があって、アシスタントだけでプレゼントを送るのですが、藤原さんも参加するかを聞こうとかと思ったのです。アシスタントではないけど、アシスタントエリアに机があるから念のために聞いておこうと言うことで、代表して確認したわけです。」
「お気遣いありがとうございます。今週の日曜日と言うことは8月9日と言うことですかね?」
「はい、そうです。プレゼントは金曜日に渡すつもりでおります」
「もちろん参加させていただきます。北川先生の次にお世話になっていますからね」
「了解しました。みんなに報告しておきますね」木村さんは嬉しそうに去っていった。
金曜日の夕方、新橋駅の近くのオシャレな居酒屋にて誕生日パーティーが行われた。
皆が酔っ払う前にと木村さんがプレゼントを渡した。
「ブランドのスカーフです」
「おお〜」みんな驚いた
「皆の出したお金で買えた?」
「藤原さんから大きく出していただきました!拍手」
拍手する中、「いいなー」と言う声が混じった。
何人かの弁護士は途中で抜けていき、女性ばかりになった頃。
「藤原さん、フレンドブックの友達登録をお願いします~」
「わたしも~」結局全員とSNSの友達登録を行った。
「私の誕生日期待してますよー」
『プレゼント目的かい』心で思う秋風
「あれ?」誰かが秋風のページを見て驚いていた。
「誕生日が平成5年8月9日になっていますけど?」
「はい、明後日誕生日です」驚きで一瞬時間が止まったように静かになった
「えっ、いやいや、なんで言ってくださらなかったんですか」木村さんが怒ったように質問した。
「いえいえ、皆さんの豊本さんへのお祝いの誕生日に水差すのもどうかと思った次第です」
「優しすぎます!」少し酔い気味の木村さんがフラフラと立ち上がって指さした。
「しかし、同じ誕生日で、7年の年の差、何日違うんだろ」横にいた水嶋さんが不思議そうに考えていた。
「2,557日ですかね?」
「どういう計算です?」
「7年差なので普通に1年365日が7年分2,555日に閏年2年の2を足せばいいだけで」
また静かになった。
「でも、同じ誕生日の男女って、何かいいですね、ねえ豊本さん」
酔っ払い気味の豊本さん。
「藤原さんと同じ誕生日で光栄です!」可愛い敬礼をしている。
帰り際。
「それでは同じ誕生日同士でお帰りください!豊本さんを宜しくお願いします」
皆酔っているが、木村さんは結構しっかりしている。
タクシーに乗り込み、送っていく。木村さんから豊本さんの家の住所は別れ際に教えられたので無事に家までたどり着いた。
マンション前に着いた。
「藤原さん、連絡先教えてください」
携帯を渡されたので、入力して返す。
名前を適当に入れようかと思ったが真面目にちゃんと入力し、マンションへ送り込む。
翌日土曜日に豊本さんから電話が掛かってきた。
「藤原さん、こんにちは」
「こんにちは、どうしました?」
「昨日はありがとうございました。お礼も兼ねてドライブ行きませんか?」
えらい急だなと思うが、予定はない。
「はい。大丈夫です」
手元現金 94万ドル
日本秋風 41億円
(運用利益) 247億円
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風 (ビットコイン)435,051万ドル




