53.2020年4月(司法修習)
藤原秋風 26才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を受けるために休職中
2020年4月最高裁判所にて司法修習生が集められた。
大講堂に100人ほどが集まっている。
1人の講師が入ってきた。
15席ある裁判官席の真ん中に座った講師がマイクに向かい説明をした。
「こんにちは司法修習の今年の修習方法ですが、コロナの蔓延もあるため、リモートによる実習もあり得ることを事前にご連絡しておきます。実際の実地についての細かなスケジュール等は未だ決まっておりませんが、実習をさせていただく弁護士事務所の負担を考え、随時リモート修習を導入します。そのため、各人にリモート可能なノートパソコンを配布しますので、後日自宅にて受け取りをお願いします。まずは基礎的講義を1月行いますので本大法廷にお集まりください」
写真や映画で見たことがある大法廷。
毎日使うわけではないので比較的講義は受けやすいようである。
修習生の年齢層は若い人が多いが、社会人となっているであろう年齢層も多く見られる。
検察庁での修習が終わった2020年7月に電子メールにて四菱郵船の本澤氏から船舶代金中間金68億円の請求書が届いた。
午前中で最終修習が終わったので、午後は時間があったのである。
「本澤です。藤原様お久しぶりでございます。少し早めと思いましたが、メールさせていただきました。今月中にお振込みをよろしくお願いします。」
「わかりました。今日の午後はご都合はどうですか?」
「私の方は大丈夫でございます」
「では2時に伺いまますね」
「かしこまりましてでございます」
びっくりして動揺したのか、少し変な日本語
になった本澤氏である。
建物に入り、受付の電話で呼び出す。
通された応接では、間に仕切を設けた場所となっていた。
「いらっしゃいませ。お久しぶりぶりです」
「1年ぶりですね。リモートはしているんですか?」
「本部は半分がリモートです。現場は無理ですし、洋上は基本外部接触しないですが、より隔離するようにしました。こちらを」
紙の請求書を渡される。
「世界で感染者が1000万を超えたので、よりリモートが加速されるでしょう」請求書を受け取る秋風。
「政府は国内旅行を推奨しているので、収まるんじゃないんですかね?」
「いえいえ、世界ではこれから倍々ゲームなので、注意が必要です。海外からの入国を閉鎖しないと止まらないと思います。」
携帯で68億円を振り込む。
本澤氏の携帯に連絡があり、領収書をもらう。
「ありがとうございます。請求書をお送りした日に振り込んでいただいたお客様は初めてです」
「ちょうど時間があったので良かった。次回はメールで請求いただいて、振り込んだら領収書をお送りいただいていいですか?」
立ち上がりながら言う秋風。
「もちろんです、ご依頼に合わせて手続き致します」
「では、これで失礼しますね。勝手に帰るので、ここで大丈夫です。引き続きよろしくお願いしますね」
人がまばらのオフィスビルを後にした。
心なしか人が少なく感じる。
手元現金 94万ドル
日本秋風 41億円
(運用利益) 247億円
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風 (ビットコイン)448,713万ドル




